バルサ、会長が次期監督クーマンの新体制に言及 「プロジェクトの柱はメッシ」
セティエン監督解任、アビダルSDとの契約解除など12年ぶり無冠でクラブ内に激震
バルセロナはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝バイエルン戦で2-8とクラブ史に残る大惨敗を喫し、12シーズンぶりの無冠に終わった。キケ・セティエン監督の解任ならびにエリック・アビダルSDの契約解除に至るなどクラブ内が激震に襲われているなか、新監督へ就任したロナルド・クーマン氏についてジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が触れ、新体制でも“メッシが柱”と強調している。
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スペイン紙「マルカ」によると、バルトメウ会長はクラブ公式チャンネル「バルサTV」に出演。今後の立て直しとアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの去就についてこのように語っている。
「メッシはバルサにて現役生活を終えたいと考えているし、クーマンも彼のプロジェクトの柱がレオ・メッシであると明言している。彼(メッシ)とは2021年まで契約を結んでいるし、私は彼と定期的に話し、新たな監督とのプロジェクトがあることを理解している。現状について誰もががっかりしているが、新たな計画へのモチベーションがある」
メッシ残留が基本線だとするバルトメウ会長は、「(代理人を務める)彼の父からは私に対して大きな失望を感じたと言っていた。それは確かなことだ。しかし、ここから我々は未来について考えないと。それは考え方を変えることだ」とクラブ改革によってメッシ残留を目指すことを明言した。
しかし同紙の記事では、33歳のメッシは現時点で「カンプ・ノウでの将来を真剣に考えている」とし、豊富な資金力を持つマンチェスター・シティとパリ・サンジェルマンがもろ手を挙げて受け入れ先となる準備を進めているという。
なお、バルトメウ会長は、2020-21シーズンのバルサは3億2000万ユーロ(約400億円)もの収入を失うとの試算を立てているという。新型コロナウイルス禍もあいまった未曽有の危機を、バルサは乗り切ることができるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)