「自分の色に染めていけたらいい」 久保建英、“イエローサブマリン”の象徴に意欲
リーグ戦とヨーロッパリーグでの成功を誓う「上を目指しているチームなので」
ビジャレアルは現地時間11日、前日にレンタルで獲得したばかりの日本代表MF久保建英の入団会見を実施。今季リーガ・エスパニョーラ5位に入った強豪の一員となった19歳は、“イエローサブマリン”のユニフォームについて「これから自分の色に染めていけたらいい」と活躍を誓った。
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2019年夏にFC東京からレアル・マドリードへ完全移籍した久保は、開幕直後にマジョルカへ期限付き移籍。リーグ戦35試合4ゴール4アシストをマークして存在感を放った。レアル・ソシエダやセビージャ、グラナダ、パリ・サンジェルマンなど30以上のクラブがオファーを出したとされるなか、ウナイ・エメリ新監督が就任したビジャレアルが有力とされていた。
10日にメディカルチェックで始動したビジャレアルは同日、久保のレンタル移籍を正式発表。大きな注目を集めたなか、翌11日に入団会見が行われ、漢字で「久保建英」の文字が施された“サブマリン”のユニフォームを受け取り、メディアの質問に答える様子がクラブ公式YouTubeチャンネルでも生配信された。
日本語の質疑応答では、ビジャレアルの象徴である「黄色」について問われ、「まだ練習着を一回しか着ていないですけど、これから自分の色に染めていけたらいいかなと思います」と語った久保。来季のUEFAヨーロッパリーグ出場権を持つ強豪での活躍を誓った。
「(ビジャレアルは)上を目指しているチームなので、あまり大きなことは言いたくないですけど、できるだけ上の順位でフィニッシュして、なおかつヨーロッパリーグでも結果を残せたらいい。しっかり自分の能力、特長をアピールしてまずは試合に絡んでいくことが大事だと思います」
昨季はリーガ挑戦1年目ながらマジョルカの攻撃を牽引した久保は、「スペインの1部(リーグ)に慣れたのは大きなアドバンテージになる。今回かなりビッグクラブでのプレーだと思いますけど、そこで能力の高い選手と競いながらたくさんのものが得られるかなと。去年と違ったところでも、例えば攻撃でも成長できたらと思う」と自信をつけてビジャレアルに活躍の場を求めたことをにじませた。
「今はビジャレアルのことしか考えていない」――。そう力強く語った久保に対し、日本のみならず、ビジャレアル、さらにはスペインから大きな期待が寄せられるのは間違いない。
(FOOTBALL ZONE編集部)