レアル“有望株”の久保&ウーデゴール、来季去就に現地紙注目 「魅力的な選手だが…」
久保にセビージャへの期限付き移籍が浮上、ウーデゴールも再びレンタル?
レアル・マドリードはスペインのリーガ・エスパニョーラを制覇するなど、ジネディーヌ・ジダン監督の下で充実の時を迎えている。今季の移籍市場はイレギュラーなものになる一方で、数多く抱えている若き有望株の動向が注目される。スペイン紙「マルカ」が取り上げているのは、日本代表MF久保建英とノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールだ。
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同紙は地元ラジオ局「オンダ・セロ」による情報として、セビージャがレンタル移籍での加入について興味を示していると伝えている。降格の憂き目にあったもののマジョルカで4ゴール4アシストを挙げるなど主力として奮闘したプレーぶりを評価しており、現時点でセビージャはレアルと期限付き移籍の金銭面の条件、期間について協議し、セビージャ側は1年以上の契約期間での合意を望み、レアル側は買い戻し付きオプションを付けたものにしたい模様だ。
同紙は移籍動向を占う記事も掲載しており、UEFA公式サイトの「今季ブレークスルーしたベストチーム」の中にウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデ、ウーデゴール、そして久保が入ったことに触れるとともに、「久保は魅力的な選手ではあるが、非EUということで、EU圏外選手の3枠中1つを与えていいほど試合に貢献しない限り、当面久保のトップチームへの扉は閉じている」と来季のレアル復帰は難しいと見ている。
その一方でレアル復帰か、再び武者修行に出るか微妙なのがウーデゴールだ。レアル・ソシエダでの大活躍が認められ、なおかつEU圏内の国籍ということもあって「彼は自分自身を急成長させた」と評価する一方で、「ノルウェー人の才能に疑いの余地はないが、ロス・ブランコスにおける彼のチームメートはカゼミーロ、トニ・クロース、ルカ・モドリッチ、イスコ、バルベルデになる」とし、「ジダンのチームに加わることを妨げているのは、彼自身が(序列を)一つ下げることをためらっているからだ」と、レアルで待ち受ける競争の激しさを指摘している。
各国エースクラスのビッグネームに加えて、今後のフットボール界を支えるだろうヤングスターも数多く保有しているレアル。今季の移籍市場では大型補強を控えるとも見られているなかで、久保やウーデゴールの去就は、注目を集めそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)