ベルバトフ、レアルFWベイルへ辛辣な”ダメ出し” 試合中の”寝たふり”に「擁護できない」
英雄FWベルバトフがレアルFWベイルの行動を問題視 「挑発したんだろうけど…」
レアル・マドリードはジネディーヌ・ジダン監督のもとでリーグ戦再開後9連勝を飾るなど、2016-17シーズン以来となるラ・リーガ制覇が目前に迫っている。その中でほぼ“構想外”となっているのがウェールズ代表FWギャレス・ベイルで、公式戦でベンチ入りしても気の抜けたような行動をたびたび見せて話題になっている。それについて元ブルガリア代表の名ストライカーだったディミタール・ベルバトフが戒めているとスペイン紙「マルカ」が伝えている。
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ベルバトフはオンラインのベッティングサイト「ベットフェア」にコラムを寄稿しているが、今回扱ったのはベイルについてだ。ベイルはベルギー代表MFエデン・アザールやスペイン代表MFマルコ・アセンシオらの負傷からの復帰、FWヴィニシウス・ジュニオールやMFロドリゴといった若きブラジル人アタッカーの台頭もあって出番に恵まれず、ベンチを温める日が続いている。
不遇の時なのは確かだが、試合中にもかかわらず新型コロナウイルス対策用のマスクを“アイマスク”のようにして寝たふりをしたかと思えば、手で望遠鏡の形を作って別の場所を見るようなシーンをカメラに抜かれるなど、心ここにあらずといったシーンが散見されている。この行動についてベルバトフはこのように眉をひそめている。
「ベイルはスタンドでの寝たふりで、また起用されない控えとなることを見出した。それを見て信じられなかったよ。僕自身はベイルのプレーを見るのが大好きだし、同じ状況で試合に出られないのは苦痛だと思う。でも、あの反応はさすがにやりすぎだ。誰も彼に対して答えを提示していないのだろうから、ああやって“挑発”したんだろうけど、その行動は擁護できない」
元選手として気持ちは分かるが……という前置きはあったが辛辣だ。ベルバトフは「唯一の解決策は、ベイルがレアルを離れること。たとえそれが期限付き移籍だったとしても、解決策を求めてほしい」と話している。ここ数年、ベイルとレアル間の関係性は冷え切ったものとなっているが、今夏の移籍市場こそ本当に別れの時となるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)