アーセナルOBが古巣の現状を酷評 プレミア優勝争いから「100万マイル離れている」

OBであるポール・マーソン氏がアーセナルの現状について言及【写真:Getty Images】
OBであるポール・マーソン氏がアーセナルの現状について言及【写真:Getty Images】

元イングランド代表FWマーソン氏が古巣に言及 「ディフェンスが弱ければ…」

 2000年代前半にアーセン・ベンゲル前監督の下、プレミアリーグで圧倒的な強さを見せたアーセナルだが、2003-04シーズン以降はリーグ優勝から遠ざかっている。今季途中からマンチェスター・シティでアシスタントコーチを務めていたミケル・アルテタ氏を新たな指揮官として迎え入れるなど、すでにチーム再建に乗り出してはいるものの、その試みはまだ始まったばかりだ。

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 こうしたアーセナルの現状に対し、同クラブOBである元イングランド代表FWポール・マーソン氏は、強い危機感を持っているようだ。英衛星放送「スカイ・スポーツ」でアーセナルについて尋ねられた同氏は、「アーセナルがすぐに優勝争いに加われるかって? たとえグアルディオラが監督だったとしても不可能だ。今は無理」とコメントし、現在進行中のチーム再建計画はかなり困難な道であることを強調した。

 さらにアルテタ監督については、前任者のウナイ・エメリ氏よりも良い仕事をしているとしてその手腕を評価したものの、「アーセナルは優勝争いから100万マイル離れている。彼らはディフェンスが弱い。ディフェンスが弱ければ、優勝争いには加われない」とも語り、現在の上位陣と比較した時に守備面で見劣りすることを理由に挙げ、古巣への厳しい評価を口にしている。

 アーセナルは、新型コロナウイルスの感染拡大による中断前にリーグ戦で3連勝を飾ったものの、首位リバプールから勝ち点42もの大差をつけられて9位に沈んでいる。UEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権が得られる6位以内の確保が現実的な目標になっていることは、かつての黄金時代を知るサポーターやOBからすれば受け入れがたい状況と言えるため、マーソン氏もつい厳しい言葉を並べてアーセナルの現状を憂いたのかもしれない。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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