ユナイテッドOBネビル、名将ファーガソンからキャプテンマークを託された理由告白

左腕にキャプテンマークを巻くユナイテッド時代のギャリー・ネビル氏【写真:Getty Images】
左腕にキャプテンマークを巻くユナイテッド時代のギャリー・ネビル氏【写真:Getty Images】

ネビル氏は「ロッカールームの警官や政治家のようなものだった」と自身の役割を回顧

 かつてマンチェスター・ユナイテッドでキャプテンも務めた元イングランド代表DFギャリー・ネビル氏は、スター揃いのなかでなぜ自分がアレックス・ファーガソン監督から大役を任されていたのか、その理由を語った。英衛星放送「スカイ・スポーツ」などが報じている。

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 ネビル氏はユナイテッドで5年にわたってキャプテンを務めた。しかし、世界のトッププレーヤーが集まったクラブで実力的にも、リーダーとしても、その役割をまっとうできる自信がなかったという。彼がアレックス・ファーガソン監督に自身の考えを打ち明けたところ、指揮官はネビル氏をキャプテンにしている理由を説明したという。

「私はキャプテンになって1年で怪我をしてしまった。とても困難だった。チームの顔触れはとんでもなくて、クリスティアーノ・ロナウド、ルーニー、テベス、ギグス、スコールズ、キャリック、ファーディナンド、ヴィディッチ、エブラ、ファン・デル・サルがいたんだ。素晴らしいプロ意識を持った選手の集まりだった。

 練習場でサー・アレックスの元へ行き、『このチームでキャプテンを続けるのにはふさわしくないと思う。このチームのレベルは高く、自分は競争できる位置にいない』と伝えたんだ。すると彼は『君は今後もキャプテンマークを巻き続けるんだ。君とギグスの2人で交互につければいい。ロナウドやルーニーに与えてしまうと、混乱が起きる。ヴィディッチやファーディナンドに与えると不満が出る』と言ってきたんだ」

 元イングランド代表FWウェイン・ルーニー(現ダービー・カウンティ)や同DFリオ・ファーディナンドは、その後にユナイテッドでキャプテンマークを巻くことになったが、当時はまだ若かった。指揮官の言葉を受けたネビル氏は「私とギグスがロッカールームの秩序を保つために付けるんだと思うことにした。言ってみれば、警官とか政治家のようなものだったかもしれない」と振り返っている。

「サー・アレックスは、チームが第一に来ることを考えていた。私が、自分はキャプテンに値しないと思っていたにもかかわらずね」と、伝説の名将がキャプテンを選ぶ基準を明かしていた。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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