チェルシー、医療事業者向けに隣接ホテルを2カ月無償貸し出し 全費用はオーナー持ち
国民保健サービスで働くスタッフ向けに本拠地隣接のミレニアム・ホテルを貸し出しへ
英プレミアリーグのチェルシーは新型コロナウイルスの感染拡大を受け、本拠地スタンフォード・ブリッジに隣接するミレニアム・ホテルをNHS(国民保健サービス)で働くスタッフ向けに2カ月間無償で貸し出すことを発表した。費用はすべてチェルシーのオーナー、ロマン・アブラモビッチ氏が負担するという。
新型コロナウイルスの影響により、イングランドではすべてのサッカーイベントが4月3日まで中断。国内での感染者は増加しており、対応する医療従事者の負担も大きくなっている。
イギリスの国営医療サービスであるNHSで働くスタッフの中には長時間勤務により、自宅に帰ることが困難になっている人もいるようで、チェルシーはそうしたスタッフ向けにスタンフォード・ブリッジに併設されたミレニアム・ホテルを貸し出すという。
提供する部屋の数に関しては、その需要に応じるとしたうえで、場合によっては全室提供となる可能性もあるという。期限は2カ月間とされ、原則的にはロンドン北西部の病院に勤務するスタッフを対象とするようだが、状況に応じて期間延長や、受け入れ地域の拡大も行うようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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