「彼は何を?」 独代表FWミュラーが凡ミス珍プレー、「史上最悪のCK」に世界衝撃
バイエルンFWミュラー、シャルケ戦のトリックプレー失敗で海外脚光
バイエルンは現地時間3日、DFBポカール準々決勝でシャルケと対戦し、1-0と勝利して準決勝に進出した。この試合でバイエルンのドイツ代表FWトーマス・ミュラーが珍コーナーキックを披露し、海外メディアは「史上最悪のCK」「何をした?」と衝撃を受けている。
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直近の公式戦14試合で13勝と好調をキープするバイエルンは、ミュラーをはじめ、ブラジル代表MFフェリペ・コウチーニョやドイツ代表MFレオン・ゴレツカらが先発。0-0と一進一退の攻防が続くなか、前半40分にドイツ代表DFヨシュア・キミッヒが鮮やかなボレーシュートを叩き込み、バイエルンが先制した。
注目のプレーが生まれたのは後半7分だ。バイエルンが右CKを獲得し、ミュラーがボールをセット。そのまま蹴るかと思われたが、他の選手と入れ替わるようにボールから一度離れてピッチ内へ歩き出した。味方が駆け寄るなか、ふと立ち止まったミュラーは、相手の意表を突くように再びキッカーとして戻り、エリア内を狙ってグラウンダーのショートパスを蹴った。
ここまでは相手を騙すトリックプレーとして成立していたが、ミュラーのキックは無情にも数メートル先で右側のゴールラインを割ってしまう。思わぬ形で相手ボールとなり、ミュラーはその場にしゃがみ込み、頭を抱え込む大きな身振りで無念さを滲ませた。
試合はバイエルンが1-0と勝利したなか、DFBポカール公式ツイッターはミュラーの珍プレー映像を公開。「トーマス・ミュラー、多才な男。コーナーキック以外は」と冗談交じりにツッコミを入れている。
また、米スポーツ専門局「ESPN」の番組「ESPN FC」が「彼は何をした? トーマス・ミュラーは、バルセロナ戦のアレクサンダー=アーノルドを真似ようとしたが、結局、彼の人生で最悪のコーナーキックを蹴った!」と報道。さらにスペイン紙「マルカ」は「ミュラーは史上最悪のCKをした」と記している。
昨季のUEFAチャンピオンズリーグ準決勝バルセロナ戦で、リバプールのイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドが虚を突く素早いCKからゴールを演出し、大逆転での決勝進出を決めていた。同じような形でトリックプレーを試みたミュラーだが、凡ミスにより「史上最悪のCK」と呼ばれる珍シーンを生んでしまったようだ。