首位陥落のレアル、アザール再負傷の痛手 ジダン監督も苦悩吐露…「悪い気分だ」
レバンテ戦は0-1敗戦 CL決勝トーナメント1回戦&クラシコに向けて暗雲
レアル・マドリードは現地時間22日に行われたリーガ・エスパニョーラ第25節レバンテ戦に敵地で臨んだものの、試合終盤のカウンター一発に沈み、0-1で敗戦。首位の座をバルセロナに明け渡した。敗戦以上に痛いと言えるのは、ベルギー代表MFエデン・アザールの再負傷と言えるかもしれない。
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試合序盤こそレバンテの圧力に苦しんだレアルだったが、徐々にペースをつかむと元フランス代表FWカリム・ベンゼマやクロアチア代表MFルカ・モドリッチらがフィニッシュにつなぐなど、ゴールの予感も生まれていた。
アザールは後半に入ってから痛烈なシュートを放つなど、能力の高さを見せていた、はずだった。しかし暗転したのは後半20分過ぎのこと。ドリブル突破で相手と競り合って交錯した際に痛めたようで、右足を気にしながらのプレーでスピード感が生まれず、それに気づいたジネディーヌ・ジダン監督は同22分にブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールと交代させた。ピッチを去ったアザールに対して、ジダン監督が心配そうに声をかける姿が印象的だった。
試合は後半34分、ロングパスを受けたレバンテFWホセ・モラレスが左サイドの角度のないところから打ったシュートがニアサイドを破り、レバンテが先制ゴールをゲット。よもやの展開となったレアルは、最後までゴールネットを揺らせずに敗戦を喫した。
スペイン紙「AS」によるとジダン監督は「悪い気分だ。(アザールは)怪我していた部分のダメージで、良くは見えない。彼の状態がどうなるか見る他ない」と、再びの離脱になる可能性についても示唆した。
ジダン監督は「2試合で勝ち点5を失った。顔を上げて、何が起こったか考え直し、来週プレーする2試合について考える必要がある」とも話している。そしてレアルは翌日、アザールが「右足腓骨の骨折」と診断されたことを発表。ミッドウィークにはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦マンチェスター・シティ戦、週末には宿敵バルセロナとのクラシコが控える。その大一番にアザールが再び出られないのは、ジダン監督にとって痛恨と言える事態だろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)