“闘将”シメオネ監督はなぜ「チョロ」と呼ばれるのか 「ある日呼んだ」人物とは?

アトレティコのシメオネ監督が愛称の誕生秘話を話した【写真:Getty Images】
アトレティコのシメオネ監督が愛称の誕生秘話を話した【写真:Getty Images】

愛称呼びが多いアルゼンチン出身サッカー選手 その謎にスペインラジオ局が迫る

 アトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督の愛称が、「エル・チョロ」であることは周知の事実だ。しかし、つけられた理由とそれが何を意味するのかまでは、ほとんど知られていない。スペイン紙「AS」は、スペインラジオ局「カデナ・セール」で放送された指揮官のインタビューを引用し、なぜ「エル・チョロ」なのかを紐解いている。

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 アルゼンチン出身のサッカー選手は愛称で呼ばれることが多い。現在リーズ・ユナイテッドを指揮するマルセロ・ビエルサ監督は「エル・ロコ(変人)」と呼ばれ、パリ・サンジェルマンのアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアは「エル・フィデオ(細身のパスタ)」、マンチェスター・シティのアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロは「クン(日本のアニメキャラ由来)」だ。過去には、「エル・プルガ」「エル・ラトン」「エル・ピオホ」といった愛称で親しまれたアルゼンチン出身のサッカー選手がいた。元アルゼンチン代表MFのシメオネ監督も同様で、「エル・チョロ」という愛称を持っている。

 同じくアルゼンチン出身のリオネル・メッシは、「レオ」とファーストネームのリオネルを短縮した形となっている。しかし、シメオネ監督の「エル・チョロ」はそういった短縮形には当てはまらない。「チョロ」はラテンアメリカの先住民族インディオを意味する語だが、シメオネ監督にはそういった血統はないため、その愛称の意味が謎とされていた。

「カデナ・セール」で放送されている番組「エル・ラルグエロ」は、「なぜエル・チョロという愛称なのか」を本人に直撃。シメオネ監督が自ら経緯を説明している。

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