香川、“古い知人”レアルとの再会は「スポットライトを取り戻すチャンス」 現地も注目
コパ・デル・レイでレアルとの対戦を控える香川 「ドルトムントとユナイテッドでは…」
スペイン2部サラゴサは現地時間29日、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)ベスト16で同1部レアル・マドリードと対戦する。MF香川真司は現地メディアでも先発出場が予想されているが、スペイン紙は「日本の象徴、サラゴサの失望」と見出しを打ち、期待通りのプレーを見せていないと取り上げつつ、レアル戦が「スポットライトを再び取り戻す最高のチャンスだ」と強調している。
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サラゴサは21日に国王杯3回戦でマジョルカと対戦。香川は日本代表MF久保建英との“日本人対決”を迎えていた。試合はサラゴサが3-1で勝利を収め、レアルへの挑戦権を手にした。一方、チームは2月2日に勝ち点6差で追う首位カディスとの大一番を控えることもあり、主力を温存してレアル戦に臨む可能性が伝えられているなかで、香川は先発起用が予想されている。
一方、スペイン紙「エル・ムンド」は「香川:日本の象徴、サラゴサの失望」と見出しを打ち「(香川加入時は)35媒体に60人のジャーナリスト、そのうち日本人は12人が訪れ、ファンも狂喜乱舞だった。スタジアムでこれほどまでの大規模なお披露目はなかった」と振り返りつつ、「今のところ、ピッチで影響力を発揮できていない。それは本人も認めている」と、期待通りのパフォーマンスを示すことができていないと主張している。
そんななか、「マドリードは、この日本人の古い知人だ。ドルトムントとマンチェスター・ユナイテッドの時代に顔を合わせたが、どちらでも打ち破るまでには至らなかった」と欧州の舞台での対戦経験を綴り、「このコパ・デル・レイはスポットライトを再び取り戻す最高のチャンスだ」と指摘。世界最高峰のレアルとの対戦でインパクトを残すことで、復調のきっかけを掴みうると注目が集まっており、香川にとって転機となるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)