「筋肉男」にアメフト界も熱視線? 100億円FW、NFLからの“転向勧告”を同僚が証言
元バルサFWトラオレ、以前NFLチームからアプローチがあったことを同僚サイスが証言
ウォルバーハンプトンのスペイン人FWアダマ・トラオレは、古巣バルセロナのほか、マンチェスター・シティとリバプールによる争奪戦が勃発している。身長178センチと平均的なサイズながら、戦車のような強靭な肉体を誇ることでも知られるが、過去には米NFL(プロアメリカンフットボールリーグ)からオファーがあったという。スペイン紙「マルカ」が報じている。
マリ出身の両親を持つバルセロナ生まれのトラオレは、8歳でバルサに入団。2013年には17歳でトップチームデビューを果たしている。その2年後となる2015年にアストン・ビラへ移籍した。翌年にはミドルスブラへわたり、現在はウォルバーハンプトンに所属している。
移籍金は7000万ポンド(約100億円)と言われ、古巣バルセロナやリバプール、マンチェスター・シティが獲得に興味を示していると噂されるアタッカーに対しては、過去にNFLのチームからもアプローチがあったようだ。
ウォルバーハンプトンで同僚のモロッコ代表MFロマン・サイスがフランスのテレビ局「RMCスポーツ」に語ったところによれば、サイスはトラオレに対して「君は(アメリカン)フットボールの選手のように走るな」と言ったことがあったという。
「彼は僕に言ったよ、『バルセロナでプレーしていた時、NFLのチームがパワーに感銘を受けて(アメリカン)フットボールをするように説得してきた』ってね。自宅に秘密のジムを持っているかもしれないが、トレーニング中にウェイトを上げているのを見たことがない」
筋肉で膨れ上がった強靭な肉体がセールスポイントの一つだが、トラオレは「俺のトレーニング? ウェイトトレーニングはやらないよ。信じがたいだろうけど。それは遺伝なんだ」と説明していた。英紙「ザ・サン」は、サイスの証言を紹介したうえで、「彼の体格はNFLで脅威になる」と報じている。
今季リーグ戦20試合に出場し、すでにプレミアでの出場時間とゴール数で自己ベストを更新しているトラオレだが、25日に24歳を迎える若手。バルセロナなど世界の強豪クラブだけでなく、再びNFLのチームがアプローチをしてきても不思議はないかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)