マンU監督と元エースFWが舌戦 「笑っている時ではない」「批判する権利がない」
指揮官が敗戦後に見せた笑顔にOBのファン・ペルシーが反応
マンチェスター・ユナイテッドは、1日に行われたアーセナル戦に0-2で敗れて今季6敗目を喫した。その試合直後のインタビュー中に、オレ・グンナー・スールシャール監督は笑顔を見せたが、それにユナイテッドOBの元オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシーが「とても笑っているような時ではない」と噛みついた。その批判に対して、スールシャール監督も応戦している。英公共放送「BBC」が報じている。
ファン・ペルシー氏は、2012年にアーセナルからユナイテッドへ移籍し、86試合で48得点を記録。その後、2015年にトルコのフェネルバフチェへ移籍した。ファン・ペルシー氏は英衛星放送「BTスポーツ」で、アーセナル戦後のスールシャール監督について「オレ(スールシャール監督)がまるでナイスガイのように笑っている姿を見た。私はもう少しピリピリとしているのを期待していたよ。あのようなゲームの後で笑っていた。とても笑っているような時ではないはずだ」と批判した。
これに対し、1996年から2007年まで選手としてユナイテッドに在籍し、通算235試合で91得点を挙げているスールシャール監督も「私はロビンを知らないし、ロビンも私のことを知らないはずだ。彼は私のマネジメントのスタイルを批判する権利がないし、私はやり方を変えない」と反論している。
両者はユナイテッドに在籍していた時、ともに背番号20を着けていた。スールシャール監督は「彼は私の着けていた背番号20を引き継いでいたね。でも、彼が私から持っていけるのは、それだけだ」と、同じ番号を背負った後輩の批判を受け流した。
かつての常勝チームだけに、周囲から厳しい視線が向けられているスールシャール監督。批判を浴びないためには勝ち続けるしかなさそうだ。
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