降格危機のウェストハム、モイーズ体制“第2章”へ 1年半ぶり再登板「誇らしく思う」
ペジェグリーニの後任として帰還、1月1日のボーンマス戦が復帰初戦に
ウェストハムは29日、デイビッド・モイーズ氏が新監督に就任したことを正式発表した。モイーズ氏にとって、ウェストハムの監督に就任するのは2017年以来、二度目のこととなる。英公共放送「BBC」がモイーズ氏のコメントを伝えている。
28日に行われたレスター・シティ戦に1-2で敗れたウェストハムは、降格圏手前の17位に低迷する現状を受け、マヌエル・ペジェグリーニ監督を解任。翌29日にモイーズ氏の新監督就任を発表した。
2017年11月から7カ月にわたって指揮を執ったウェストハムに戻ったモイーズ氏は、「途中で止まっていた仕事をやり遂げるために戻ってきた気分だ」と意気込み、「ウェストハムに戻ってくることができて、とても誇らしく思う。自分に何ができるか、何を改善できるか、そして選手たちとどれだけ勝利をつかめるかを見つけることが、何よりも重要になってくる」とのコメントを発表している。
2017年に指揮を執った際は、31試合で9勝10分12敗という成績だったが、「以前、監督に就任した時よりも、現在のチームのほうが良い選手が揃っていると感じている。だからこそ、彼らとの仕事が楽しみだ」と、消化試合数が1試合少ないものの、降格圏の18位アストン・ビラと勝ち点差わずか「1」に低迷するチームの立て直しに自信を見せた。
さらにモイーズ監督は、「私たちには短期的なゴールがある。いくつかの勝利を重ね、リーグの間違った端から抜け出さなければいけない。これから半年で何をやるか、その先の期間で何をやるかよりも、スタートに集中することが必要だ」と語り、目前の試合で結果を出す重要性を強調した。
2017-18シーズン終了時にウェストハムで任期満了を迎えてから、フリーになっていたモイーズ新監督。2020年1月1日に開催される第21節ボーンマス戦から始まるウェストハムでの第2章は、どのようなものになっていくだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)