皮肉めいた“モウリーニョ節”が全開 アーセナル新監督の経験不足を批判「最高の監督は…」
モウリーニョ監督、アーセナルの新監督に就任したアルテタ氏について言及
トットナムの指揮官を務めるジョゼ・モウリーニョ監督は、ライバルチームであるアーセナルの新指揮官に任命されたミケル・アルテタ監督について言及し、「おそらく現在の最高の監督は、敗北のない監督だ」と経験値のなさについて皮肉めいた言い方で批判した。英メディア「GiveMeSport」が報じている。
今季のアーセナルは序盤戦からスロースタートで、17節を終えた時点で10位に低迷。先月には就任2年目のウナイ・エメリ前監督を解任し、先日新たな指揮官としてクラブOBのアルテタ氏を新監督として招聘した。
このアルテタ監督就任に対して一言物申したのが、ライバルクラブ・トットナムのモウリーニョ監督だ。ポルトガル人指揮官は新たにクラブの指揮を執ることになったアルテタ氏に対して経験値の少なさを嘆くとともに、皮肉めいた言い方でアーセナルの方針について批判的なコメントを寄せている。
「私が見つけることができる唯一のポイント。それは我々からすれば少し笑ってしまうことだが、何年も前は最高の監督というのは勝利を収めた男たちのことだった。ただ、今では最高の監督は敗北の少ない人物である。(カルロ・)アンチェロッティ監督は3度のUEFAチャンピオンズリーグ制覇に加え、イタリア、フランス、イングランドでリーグを制覇し、カップ戦も獲得している。ただ、アンチェロッティ監督は200試合負けている。私は150-180だから彼は私より少し上だ。今は勝ったかではない。負けなかった試合について考えるんだ。したがって、おそらく現在の最高の監督は、敗北のない監督だ」
アンチェロッティ監督ではなく、アルテタ監督を選んだ理由に対して、最後には「別の理由が見つからないよ」と明かしたモウリーニョ監督。経験値のないアルテタ監督は、チームをV字回復させることができるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)