元バルサMFサンペールの「クラシコ展望」 レアル警戒も…古巣の“中盤トライアングル”に注目

クラシコを戦うバルサFWメッシ(左)とレアルDFのS・ラモス【写真:Getty Images】
クラシコを戦うバルサFWメッシ(左)とレアルDFのS・ラモス【写真:Getty Images】

神戸MFサンペールが語る大一番の見どころ 「バルサはパワーアップしている」

 バルセロナとレアル・マドリードが激突する“エル・クラシコ”の今季初戦が、いよいよ現地時間12月18日に行われる。スペインの二大名門である両クラブとも、各国の実力者を補強してスタートした今シーズン。バルセロナはフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン、オランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングら、レアルはベルギー代表MFエデン・アザール(クラシコは負傷のため欠場)など錚々たる顔ぶれが新たに加わっている。

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 バルセロナの下部組織から一貫して育ち、現在はJ1リーグのヴィッセル神戸に所属するMFセルジ・サンペールに、両チームの今季の補強について印象を尋ねた。スペイン人MFが口にしたのは、両者の充実ぶりだった。

「バルサは非常に一線級の良い選手たちを獲得している。去年も非常に良いチームでしたが、今年さらにパワーアップしているという印象です。レアル・マドリードに関しても、クリスティアーノ・ロナウド(現ユベントス)が抜けた穴を埋めきれているかと言われると、まだちょっと見ていかないといけませんが、アザールが入ったりなど非常に良いチームを今年も作れている。両チームとも、良い補強ができたシーズンなんだろうなと思う」

 そのサンペールに、現在のバルセロナで自身が見てみたいと感じる攻撃の形を尋ねた。中盤の底から攻撃を組み立てるピボーテ(ボランチ)としてのスキルを磨いてきただけに、やはりバルサの中盤への関心は極めて強い。“黄金の中盤”と称された時代を経て、現在のバルサに新たな魅力を感じ取っている。

「アンドレス(・イニエスタ)やシャビ(・エルナンデス)が退団してから、少しバルサも中盤の構成に苦しんだと思うのですが、今はデ・ヨングとかアルトゥールといった選手がその穴を埋めている。中盤のトライアングルで上手くプレーをするというシーンが、自分としてもバルサの中でも好きな部分ですし、そういったところが僕としては楽しめるポイントですね」

 その一方で、今季のレアルについても聞いた。バルサ出身のサンペールから見て、警戒すべき“宿敵”の攻撃は――。

「良いパサーがいることに加えて、サイドからカウンタースタイルのチームにどんどんなっていると思う。サイドから突破できる選手もいますね。そういった攻撃、カウンターアタックには警戒しないといけないだろうなと思います」

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