香川真司、“初アシスト”導く絶妙トラップをスペイン紙称賛 「素晴らしいコントロール」
ラシン戦に4試合ぶりの先発、先制点を演出しスペイン移籍後初アシスト
レアル・サラゴサの元日本代表MF香川真司は、現地時間14日に行われたスペイン2部の第20節ラシン・サンタンデール戦に4試合ぶりにスタメン出場すると、前半19分にスペイン移籍後初アシストをマークするなど、2-0の勝利に貢献した。スペイン紙「AS」は、香川に対して高い評価を与えている。
【PR】ABEMA de DAZN、明治安田J1リーグの試合を毎節2試合無料生中継!
得意のトップ下のポジションでキックオフの笛を聞いた香川は、自身の特徴である動き出しからボールを引き出す動きを何度か見せる。すると前半19分、MFグティからのロングフィードに対して抜け出し、香川らしいトラップから左足で冷静にラストパス。これをコロンビア人FWルイス・スアレスが豪快に蹴り込み、サラゴサが先制ゴールをゲットした。
この先制点の一連のシーンには「カガワは素晴らしいコントロールからスアレスにボールを戻し、最終的に(相手GKの)ルカ・ジダンを打ち破った」と同紙も絶賛するほど。その後も20位と降格圏に沈むラシン相手に攻勢をかけ続け、香川もリズムを作るワンタッチパスなどで攻撃を促進した。
香川は後半22分にお役御免となったものの、サラゴサは終了間際にMFハビ・ロスが追加点をゲットし、勝ち点3を確保。昇格争いを繰り広げるチームにとって久々の連勝となった。同紙の採点ではグティ、スアレス、MFアルベルト・ソロといった面々が満点扱いの“3点”評価となったなか、香川はそれに次ぐ“2点”の評価を得た。また「グティと香川は常に相手の背後を狙っていた」と、隙を見逃さない姿勢についても言及している。
コンディション不良などにより秋口には苦しんでいた香川だが、ここにきての復調はチームにとっても心強い限りだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)