“補強禁止”のチェルシー、1月市場で処分解禁 ストライカー獲得を巡り台風の目に
ザハ、ベルナー、ムサ・デンベレ、チェルシーの獲得リストを英国各紙が報道
現在プレミアリーグで4位のチェルシーはFIFAから制裁を受け選手補強が禁じられているが、その処分が解禁される1月の移籍市場を直前にして動きが活発化しているようだ。以前から名を挙げられていたクリスタル・パレスのコートジボワール代表FWウィルフレッド・ザハに加え、RBライプツィヒのドイツ代表FWティモ・ベルナー、リヨンのフランス人FWムサ・デンベレなど、英国各紙はチェルシーがリストアップしている選手の名を報じている。
チェルシーは18歳未満の選手登録について違反を犯したとして、FIFA(国際サッカー連盟)から今年2月に1年間の選手補強を禁止される処分を受けた。その後、スポーツ仲裁裁判所(CAS)へ異議申し立てを行なっていたチェルシーの主張が認められて処分が軽減。チェルシーは、晴れて1月の移籍市場から選手補強を行えるようになった。それと同時にクラブの動きは活発化。多くの噂が英国各紙をにぎわせている。
英紙「ガーディアン」は、以前から噂になっていたザハについて報じている。今回の移籍市場で1億5000万ポンド(約215億円)の補強予算を与えられたというフランク・ランパード監督は攻撃における品質向上を望んでおり、ザハはその多様性から攻撃の切り口を作れる存在として獲得を目指しているという。
また、英紙「デイリー・メール」も同様にチェルシーがストライカーの獲得を狙っていることを明かし、現地時間10日に行われたリヨン対ライプツィヒ(2-2)の試合にスカウトを送り込んだことを伝えている。その試合ではリストアップしていたムサ・デンベレとベルナーを確認。その試合では互いに大きく目立った活躍をしていなかったが、共に23歳という若き才能の獲得に向けて動き出そうとしているという。
その他にも、ドルトムントのイングランド代表MFジェイドン・サンチョ、CSKAモスクワのロシア代表FWフェドル・チャロフなどの名前もチェルシーはリストアップしているようだ。
処分の軽減化によって突然に今冬の移籍市場に参入することになったチェルシーが、台風の目となって市場をかき回しそうな気配が漂う。
(FOOTBALL ZONE編集部)