エース興梠不在の浦和、最終節はG大阪に2-3敗戦 ホームわずか4勝でシーズン終了

浦和はホーム最終戦でG大阪に敗戦【写真:Getty Images】
浦和はホーム最終戦でG大阪に敗戦【写真:Getty Images】

先制を許した浦和が一時同点に追いつくも、わずか2分でG大阪が勝ち越し

 今季のJ1最終節が7日に行われ、ガンバ大阪をホームに迎え撃った浦和レッズは、2-3で敗れた。この結果、今季はリーグ戦のホームゲームでわずか4勝という成績に終わった。

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 浦和はエースFW興梠慎三が、前日に父の他界により急遽欠場。また、G大阪もMF井手口陽介が体調不良により出場を見合わせ、ベンチメンバーが6人となった。

 前半はシステムがミスマッチする部分に上手く合わせられなかった浦和のプレスが空回りを繰り返し、G大阪が効率的に浦和陣内へと侵入していくシーンが繰り返されてスタートした。そうしたなかで前半9分、浦和は左サイドで人数をかけた攻撃が失敗に終わると、そこからG大阪は一気のカウンター。FWアデミウソンが抜け出し、1人しか残っていなかった浦和DF岩波拓也を引き付けてラストパスを送ると、FW宇佐美貴史が難なくゴール。あっさりと先制に成功した。

 その後もG大阪の攻勢は続き、前半16分にはアデミウソンがゴール前でボレーシュートを放つもヒットせず。同19分にはGK西川周作がアデミウソン、MF倉田秋のシュートを連続でセーブしたところ、こぼれ球は古巣対決のMF矢島慎也の足下へ。しかし、このビッグチャンスで矢島はシュートを枠外に外してしまった。

 浦和は中盤の守備を前半途中から修正し始め、G大阪の構成は落ち着いた。それでも浦和は攻撃がまったく機能せず、チャンスらしいチャンスがないまま1-0とG大阪がリードしてハーフタイムを迎えた。

 浦和の大槻毅監督は後半頭から2トップにシステムを変更し、G大阪と中盤がマッチアップするように変更。これが功を奏して試合展開は一転して浦和ペースになった。そのなかで後半17分、FWマルティノスの突破で得た右45度付近のフリーキックをMF柏木陽介が直接ゴール。リーグ戦では2017年8月9日のヴァンフォーレ甲府戦以来となる柏木のゴールで1-1の同点に追いついた。

 しかし、直後の後半20分にG大阪はコーナーキックを得ると、矢島のキックにDF三浦弦太がヘディングシュート。これがゴール前の混戦でこぼれたところでアデミウソンが蹴り込み、わずか2分でG大阪が1点リードに戻した。

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