過去10年の「プレミア最高選手」は? “トップ10”を英選出、1位はJリーグ行き噂の…
“シティの魔術師”シルバが1位に君臨 「美しさは数字で表せない」
プレミアリーグは、この10年間で多くの変化を遂げてきた。かつてはマンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リバプール、チェルシーの“トップ4”と呼ばれていた時代が過ぎ、現在はトットナムやマンチェスター・シティが加わって“トップ6”と呼ばれるようになるなど、リーグ全体が群雄割拠の時代に入っている。そんな10年間を振り返り、英メディア「フットボール365」は、「プレミアリーグ過去10年間のベストプレーヤーTOP10」を発表。1位には来季のJリーグ移籍も噂されるシティの元スペイン代表MFダビド・シルバが選ばれ、現プレミア王者から最多3人が選出されている。
今回のトップ10には、6つのクラブから選手が選ばれた。マンチェスター・ユナイテッドで唯一のランクインとなったのは、守護神として数々のタイトルを獲得したスペイン代表GKダビド・デ・ヘアで9位。リバプールのユルゲン・クロップ監督が彼なしでクラブの成功を考えるのは「不可能だったと思う」と褒め称えた元イングランド代表MFジェームズ・ミルナーが8位に入り、7位には奇跡のプレミア制覇を成し遂げた“ミラクル・レスター”最大の功労者と言えるレスター・シティの元イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディと、3クラブから1人ずつが選ばれた。
続いて2人の選手が名を連ねたのが、トッテナムとチェルシー。トットナムからは、サウサンプトンでの活躍が認められてチームに加入し、守備陣を支える存在となったベルギー代表DFトビー・アルデルヴァイレルト(10位)、193試合で132ゴールを決めるなどエースストライカーとして活躍するイングランド代表FWハリー・ケイン(5位)がランクイン。またチェルシーは、レスターでの功績が認められてクラブに加入して以降、中盤の柱として活躍するフランス代表MFエンゴロ・カンテ(4位)、今季にレアル・マドリードへと移籍してしまったが近年のチェルシーの攻撃を支えていたベルギー代表MFエデン・アザールが3位に入った。
そんななか、最多の3人が選出されたのがシティだ。6位に長きにわたってチームの主将を務めたベルギー代表DFヴァンサン・コンパニがランクインすると、2位には9年連続10ゴール以上という記録を保持する絶対的な点取り屋のアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロが入った。そして1位に輝いたのが、“シティの魔術師”シルバ。「シルバの美しさは数字で表せない」と言うように、シティを世界的なビッグクラブへと押し上げた功績を含めて栄光の1位に輝いている。
様々な顔が並んだ今回のトップ10。次の10年では、どんな顔ぶれが並ぶことになるのだろうか。
「プレミアリーグ過去10年間のベストプレーヤーTOP10」は以下の通り。
10位 トビー・アルデルヴァイレルト(トッテナム/DF/ベルギー代表)
9位 ダビド・デ・ヘア(マンチェスター・ユナイテッド/GK/スペイン代表)
8位 ジェームズ・ミルナー(リバプール/MF/元イングランド代表)
7位 ジェイミー・ヴァーディ(レスター/FW/元イングランド代表)
6位 ヴァンサン・コンパニ(マンチェスター・シティ→アンデルレヒト/DF/ベルギー代表)
5位 ハリー・ケイン(トッテナム/FW/イングランド代表)
4位 エンゴロ・カンテ(チェルシー/MF/フランス代表)
3位 エデン・アザール(チェルシー→レアル・マドリード/MF/ベルギー代表)
2位 セルヒオ・アグエロ(マンチェスター・シティ/FW/アルゼンチン代表)
1位 ダビド・シルバ(マンチェスター・シティ/MF/元スペイン代表)
(FOOTBALL ZONE編集部)