レアル補強候補のオランダ新鋭MF、今冬の移籍を否定 「今はその時ではない」
今夏にも移籍が噂されたファン・デ・ベーク 「アヤックスで今季を終えたい」
レアル・マドリードは2019-20シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で苦戦が続いている。第1節でパリ・サンジェルマンに0-3の完敗を喫し、第2節ではクラブ・ブルージュを相手にホームで2-2のドローを演じた。冬の移籍市場での補強の必要性が問われているが、スペイン紙「AS」は、補強候補となっているオランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークが、今冬に環境を変えるつもりがないと語ったと報じている。
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リーガ・エスパニョーラでは7試合を終えて4勝3分。タイトルを争うライバルであるバルセロナ、アトレチコ・マドリードの出遅れにも助けられている形で首位に立っているが、CLでは2節を終えて1分1敗と苦戦が続いている。
そんな状況を打破するためにも、今冬の補強の必要性が高まっている。そのターゲットの1人に挙げられているのが、アヤックスに所属するファン・デ・ベークだ。昨季のアヤックスのCL4強入りに貢献した22歳は、ビッグクラブの注目を集め、今夏にもレアルが獲得に動いたが残留となった。次の冬の移籍市場での移籍も囁かれるが、本人は否定的な見解を母国のサッカー専門誌「Voetbal International」に語ったと伝えている。
「僕は冬の中断期間中にクラブを離れたくはない。シーズンを全うしたい。アヤックスで今季を終えたいんだ。それが僕にとって明快で、落ち着くんだ。その先に何が起こるかは、見てみよう。もしかしたら、キャリアのどこかで冬の市場で移籍することは、起こるかもしれない。でも、今はその時ではない」
CL第2節バレンシア戦に3-0で勝利したアヤックスで、ファン・デ・ベークはダメ押しの3点目を決めた。今季は公式戦で3得点を記録し、エールディビジで4アシストを記録している。バルセロナへ移籍したオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨング、ユベントスに移籍した同DFマタイス・デ・リフトを筆頭に、主力の退団が相次いだアヤックスで、ファン・デ・ベークがどのような結果を残すか注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)