トラブル続きの”白い巨人” 今夏以降にレアルが犯した「6つの失態」とは?

スペイン紙が特集 始まりは英雄の寂しすぎる退団劇

 レアル・マドリードは激震のシーズンを送っている。2日に国王杯のカディス戦(3-1勝利)で、昨季の累積警告により、本来出場資格のなかったデニス・チェリシェフを先発起用したために同杯失格危機に直面しているが、スペイン地元紙「スポルト」はレアルが今季犯した6つの失態を特集。「馬鹿げたレアル・マドリードは茶番劇に急降下。チェリシェフ騒動は単なる最新の失敗に過ぎない」との見出しで特集している。

「欧州王者10度のレアル・マドリードはフットボール界の笑い者と化している。フロントの失策の数々と笑える一連の騒動で、ソーシャルメディアの世界で最も話題を呼んでいる。最も良い理由ではないが……」

 特集では、トラブルが続く最近の”白い巨人”を6つの出来事を取り上げて揶揄している。

 真っ先に挙がったのは、生え抜きの主将だったGKイケル・カシージャスの退団劇だ。

 「元レアル・マドリードのイケル・カシージャス主将は、ベルナベウの英雄だった。25年間過ごした後、クラブの裏口から出て行くことになった。孤独な記者会見は、国中に悲しいイメージを与えた。マドリードは公式な惜別の舞台を用意し、事態改善を狙ったが遅すぎた」と、寸評では寂しい守護神の離脱劇を振り返っている。ポルト移籍時にフロレンティーノ・ペレス会長に追い出されたと感じた”聖イケル”は、会長らフロントの同席を拒否。涙を流した。

 

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