日本人が異次元記録…元オランダ代表に並ぶ 20歳を指揮官絶賛「大きな才能の持ち主」

NECナイメヘン塩貝健人は、2025年に途中出場からの10ゴール目となった
オランダ1部NECナイメヘンのFW塩貝健人は現地時間12月7日、リーグ第15節フォレンダム戦で途中出場から3-2の決勝ゴールを決めた。元オランダ代表FWに並ぶ記録を打ち立てたストライカーについて、指揮官は日本人選手同士でのポジション争いにも言及している。
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1-1で迎えた後半20分に、塩貝は日本代表FW小川航基との交代でピッチに入った。そこから両チームが1点ずつを奪い合った後半アディショナルタイム、中盤で華麗なターンを見せて前を向いたMF佐野航大からのラストパスを受けた塩貝が決勝ゴールを決めた。
これが塩貝にとって今季のリーグ戦6ゴール目だが、全て途中出場でのもの。オランダメディア「Voetbal Primeur」では、2025年のオランダ1部リーグでは途中出場からの10ゴール目となり元オランダ代表FWクラース・ヤン・フンテラールの記録に並んだとした。
ディック・シュレーダー監督は塩貝について「彼はとても良い人間で、プレーしたい気持ちは理解できるが、12月は往々にして厳しい月だ。チーム全体、つまり控え選手も含めた全員の力が必要だ」としたうえで、「必ずしも満足しているわけではないが、最終的には常にチームのためにやってくれる」と話したという。
そのうえで小川との関係について「難しい問題だ」として「小川は日本のナンバーワンストライカーとは言い難い。しかし、最近の国際試合ではスタメン出場を果たしている。それはトレーニングでも見受けられる。しかし、塩貝は大きな才能の持ち主であり、試合を重ねるごとに上達し、相手を苦しめることができる。両ストライカーは互いに切磋琢磨している」と話したとした。
スタメンでプレーする小川と、切り札として機能する塩貝の日本人コンビはNECの前線を支えているが、そのポジション争いもさらに注目されることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)



















