名古屋の元ブラジル代表FWジョーが絶賛! 「今季プレミアリーグ注目の3選手」は?
永遠のライバルであるアルゼンチン代表FWを名指し 「本当に諦めない選手だよ」
かつてイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティやエバートンでプレーし、世界最高峰リーグを肌で知る数少ないJリーガーの1人が、名古屋グランパスの元ブラジル代表FWジョーだ。「現在のプレミアリーグ所属選手で、注目している3人は?」という質問に対して、普段から丁寧な受け答えに定評のあるジョーは、FW、MF、DFの各部門から1名ずつを選出してくれた。
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まずジョーの口をついて出た名前は、かつての同僚だった。
「FWでは(シティのアルゼンチン代表)セルヒオ・アグエロだね。本当に諦めない選手だよ」
元ブラジル代表FWにとって、南米大陸の永遠のライバルであるアルゼンチン代表のストライカーの名前を挙げたが、ジョーはシティ時代に共闘している。そこで感じたアグエロの凄みは、シュートの上手さやフィジカルの強さではなく、“諦めない”という闘争心だったという。
「どんなボールに対しても闘いに行く素晴らしい選手です。“諦めない”という部分がチームに対しても良い影響を与えます。それほど身体は大きくないけど、コンタクトに強くて球際の争いには必ずと言っていいほど勝ってくれる。“諦めない”とは、すべてのボールの可能性を信じているということで、DFのちょっとしたミスを見逃さずにゴールにつなげられるのが特徴のFWです。とても好きな選手ですね」
続くMF部門では、シティのライバルであるマンチェスター・ユナイテッドのモンスター級ボランチ、フランス代表のポール・ポグバを迷いなく選んだ。「彼はいわゆるイングランドで言う“ボックス・トゥ・ボックス”のプレーヤーで、自陣のペナルティーエリアから敵陣のペナルティーエリアまでを走り抜ける」とその才能を絶賛し、「あの国ではそこがすごく評価されるんだ」とプレミア基準をレクチャー。ミスも少なく、両ペナルティーエリア付近で仕事ができるセントラルMFへの視線は熱い。
今井雄一朗
いまい・ゆういちろう/1979年生まれ。雑誌社勤務ののち、2015年よりフリーランスに。Jリーグの名古屋グランパスや愛知を中心とした東海地方のサッカー取材をライフワークとする。現在はタグマ!にて『赤鯱新報』(名古屋グランパス応援メディア)を運営し、”現場発”の情報を元にしたコンテンツを届けている。