日本代表「最新序列」、香川や乾は控え? “黄金の2列目”――南野、中島、堂安が台頭

(左から)FW大迫、MF南野【写真:Getty Images】
(左から)FW大迫、MF南野【写真:Getty Images】

トップ下は「南野vs香川」の構図、ともに狭い局面でのプレーを真骨頂とするが…

■トップ下
◎ 南野拓実(ザルツブルク) 3試合(246分)・4得点
△ 北川航也(清水) 1試合(24分)・0得点
△ 天野 純(横浜FM) 1試合(15分)・0得点
― 香川真司(ドルトムント) ――(未招集)★

 今や森保ジャパンのエース級に成長を遂げたのが23歳の南野だ。初陣から3試合連続ゴールに加え、ウルグアイ戦で2発と鮮烈なインパクトを残した。FWとトップ下の役割を兼務した1.5列目のプレーを続けているが、現在は他の追随を許さない存在感を放つ。ロシアW杯で10番を背負った29歳の香川とポジションを争う構図か。ともに狭い局面でのプレーを真骨頂とするなか、ストライカー寄りが南野、プレーメーカー寄りが香川とタイプは異なる。現体制では若武者に軍配が上がりそうな気配で、香川は招集されてもバックアッパーとなりそうだ。

■CF(センターフォワード)
◎ 大迫勇也(ブレーメン) 2試合(156分)・1得点
△ 小林 悠(川崎) 1試合(68分)・0得点
△ 浅野拓磨(ハノーファー) 1試合(22分)・0得点
△ 川又堅碁(磐田) 1試合(24分)・0得点
― 武藤嘉紀(ニューカッスル) ――(未招集)★
― 岡崎慎司(レスター) ――(未招集)★

 現時点では、大迫一択というのが実情だ。小林や浅野、川又ら実力者が揃うとはいえ、大迫並みのポストプレーをこなす日本人選手は見当たらない。その意味で大迫が押しも押されもせぬ存在と言える。しかし、裏返せば選手層の薄さは懸念材料。大迫の不在時に誰が先発の座をつかむのか。今は横一線の状況が続いている。ロシアW杯組の武藤と岡崎は依然未招集だが、マンチェスター・ユナイテッド戦でゴールを叩き込むなど結果を残し始めている武藤は、11月シリーズで声がかかりそうな気配だ。

(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)



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