頭蓋骨に腫瘍の元スペイン代表DF 厳しい闘病生活にも「今この瞬間を楽しむ」

ニューカッスルやリバプールで活躍したエンリケ【写真:Getty Images】
ニューカッスルやリバプールで活躍したエンリケ【写真:Getty Images】

年間100万人に1人の発生率、脊索腫を患うエンリケが向き合う治療の日々

 元スペイン代表DFホセ・エンリケは、今年初めに頭蓋底腫瘍と診断され、闘病生活を送っている。根治を目指して病と闘うエンリケは、今を生きる大切さを訴えている。英紙「Chronicle Live」が報じた。

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 ビジャレアルで頭角を現したエンリケは、ニューカッスルやリバプールで活躍。2017年に現役を引退していたが、今年に入って脊索腫に侵されていることが発覚した。

 この脊索腫は脳ではなく頭蓋骨にできる悪性腫瘍で、年間100万人に1人の発生率で、頭蓋底腫瘍の中でも最も治療が困難な病気と言われている。

 エンリケは腫瘍の除去手術には成功したものの、少なからず年内で35回の化学治療を受ける必要がある。しかし彼は、その厳しい闘病生活を受け入れ、日々の重要性を改めて説く。

「僕は今、この瞬間を楽しんでいる。旅行をすることなどはできないが、毎日を楽しむことの大切さを教えてくれるんだ。それは明日死んでも悔いはないということではないよ。だから、今日という日にたくさんのお金を注ぎ込んでいる。みんなが未来のことを考える必要がある。だが、僕はその日1日をとにかく楽しもうと思っている。今日が僕にとっての最後の日となってしまうかもしれないからね」

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