「9番としてプレーしたい」 ヘントFW久保、ベルギー挑戦3年目で“点取り屋覚醒宣言”

ベルギー挑戦3年目を迎えるヘントFW久保裕也【写真:Getty Images】
ベルギー挑戦3年目を迎えるヘントFW久保裕也【写真:Getty Images】

ベルギー紙で意気込み「トップレベルのストライカーから遠くは離れていないと思う」

 ベルギー1部のジュピラーリーグは現地時間27日に開幕。日本代表FW久保裕也が所属するヘントとスタンダール・リエージュがオープニングゲームを飾る。新シーズンを前に久保が地元メディアの取材に応じ、「シーズンを通して9番(エースストライカー)としてプレーしたい」と語った。

 久保は今年3月の海外遠征まで日本代表メンバーに名を連ねていたが、ロシア・ワールドカップ(W杯)のメンバーから惜しくも落選。ヘントは6月下旬からトレーニングマッチを実施するなど本格的に始動し、久保も7試合8ゴールと結果を残すなど、27日の開幕戦に向けて順調に調整を続けてきた。

 ベルギー紙「HLN」は「ユウヤ・クボは今季、ヘントの最前線に一年間挑戦したい」と24歳のアタッカーを特集。昨季はイヴ・ヴァンデルハーゲ監督の下、不慣れなトップ下での起用が多かったが、終盤戦にようやくFWとしてのプレーが増加した。記事でも、「コーチがプレーオフで9番として僕を起用した時、とても良い感触だった。ベルギーでは、ストライカーとして多くの敵を苦しめることができると思う。僕は決して大きくはないけど、運動量豊富に、スマートにプレーできるから」という久保のコメントを紹介している。

 同紙によれば、久保は監督とポジション起用について対話の場を持ったという。

「シーズンを通して9番としてプレーしたい。監督とはすでに話をしていて、毎回ポジションを変えたくないと説明した。もちろん監督の決断によるけど、毎回違うポジションでプレーすることは自分にとっても、チームにとっても良くない。トップレベルのストライカーの称号から(僕は)そう遠くは離れていないと思う」

 点取り屋としての覚醒を誓った久保。26日に森保一新監督が就任した日本代表に復帰する意味でも、新シーズンのさらなる飛躍が期待される。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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