ローマが鮮やかな大逆転劇! バルサに3-0勝利、CL史上3度目の3点差をはね返して4強へ
2戦合計スコアは4-4のタイながら、アウェーゴールの差でローマが準決勝進出
現地時間10日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の第2戦、3点ビハインドを背負っていたローマが本拠地でバルセロナに3-0で勝利。トータルスコアは4-4で並んだが、アウェーゴールの差でローマが現行のCLで初の準決勝進出を決めた。
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第1戦はバルセロナが4-1で勝利していたこのカードだが、本拠地スタディオ・オリンピコではローマが躍動。前半6分にボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコが先制ゴールを奪うと、後半13分に元イタリア代表MFダニエレ・デ・ロッシがPKを決めて、残り30分であと1点を奪えば逆転できる状況とした。
バルサ相手にプレスを上手くはめ込んだローマに、待望のゴールが生まれたのは後半37分。右からのCKでニアサイドに走り込んだギリシャ代表DFコスタス・マノラスがヘディングシュートを流し込んでついに逆転に成功した。
アディショナルタイム4分をしのぎ、3-0のままタイムアップ。2戦合計スコアは4-4で並んだが、アウェーゴールを一つ奪っているローマがCLで初のベスト4進出となった。バルサファンは頭を抱えて呆然とする一方、ローマファンは歓喜の雄叫びを上げた。
昨季、CL16強でパリ・サンジェルマン(PSG)を相手に4点差をひっくり返し奇跡の逆転劇を演じたバルセロナだが、今季は反対に大逆転で敗れる結果となった。データ分析会社「オプタ」によれば、欧州カップ戦の決勝トーナメントで第1戦に3点以上を奪ったバルセロナが第2戦で逆転敗退するのは史上初となった。
CLの歴史においても、第1戦で3点以上の差が付いた状況から逆転した例は、2003-04シーズンにミランを逆転したデポルティボ、昨季のPSGをひっくり返したバルセロナに続く史上3チーム目の快挙。歴史的な一戦となった。
(FOOTBALL ZONE編集部)