バルセロナの強化責任者アリエド・ブライダ氏が、16日にミラノで行われたインテル戦を控えたユベントスのホテルに極秘訪問し、フランス代表MFポール・ポグバ獲得交渉を行ったとスペイン地元紙「マルカ」が報じている。 バルサは、6月6日、ベルリンで行われるUEFAチャンピオンズリーグ決勝で対決するユベントスに対する視察に余念がない。だが、他にも理由があるという。 ポグバだ。 バルセロナは2016年1月まで補強禁止処分を受けているが、すでに入念な補強準備を進めている。イタリアメディアは、バルセロナが一度ユベントスにポグバ獲得のオ ファーを出したが、これが断られたと報じられた。 いったんバルセロナが買い取り、新規選手の登録が不可能な来シーズン1年間は、ユベントスにレンタルするという形でプレーさせるウルトラCを画策。だが、ユーベの要求する1億ユーロ(約130億円)の移籍金を満たさなかったため、却下されたと伝えられた。 かつてACミランの黄金時代に強化部長として辣腕(らつわん)を振るったブライダ氏は、イタリアサッカー界で影響力を持つため、交渉を有利に進められる可能性もある。レアル・マドリード、マンチェスター・ユナイテッドといったビッグクラブがメガディールを準備している。そのポグバ争奪戦は、まだまだ過熱の一途をたどりそうだ。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編 集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images