ハリル監督が選手の“内部意見”発信に苦言 主将の長谷部も同調「一つ言えるのは…」

日本代表のキャプテンを務めるMF長谷部誠(フランクフルト)【写真:Getty Images】
日本代表のキャプテンを務めるMF長谷部誠(フランクフルト)【写真:Getty Images】

長谷部が選手の外部発信に対して持論を展開 「選手個々の裁量はある」

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は、26日の行ったウクライナ戦の前日会見で選手たちが外部に発信する意見に対して不満を漏らした。キャプテンを務めるMF長谷部誠(フランクフルト)は「選手個々の裁量」と冷静沈着だが、「ただ一つ言えるのは……」と選手が外部に発信するコメントについて持論を展開している。

 27日の国際親善試合ウクライナ戦に向けた前日会見の場で、ハリル監督は「何か問題があれば内部で解決するもの。外部に対する発言はあまり良くない」と訴えた。6月のロシア・ワールドカップ(W杯)で対戦するセネガルを想定した23日のマリ戦(1-1)は不完全燃焼に終わり、試合後には様々な意見を選手たちが発信。ハリル監督はそうした内部意見に思うところがあったようだ。

 指揮官が特定の選手のコメントに対して苦言を呈しているのかは不透明だ。長谷部も「実際、僕も誰の発言かは分からないからクリアじゃない」としながらも、「普通に考えて、チームの中で共有するものと、こういうところで喋るものは選手個々の裁量はある」と捉えているという。

 ベルギー遠征を通して、当然選手間でも話し合いは行っている。攻守両面で課題が浮き彫りとなったマリ戦後も同様だが、長谷部は苦戦した原因の捉え方が「本当、選手それぞれが違う」と明かしている。

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