ハリル監督が選手の“内部意見”発信に苦言 主将の長谷部も同調「一つ言えるのは…」

「コントロールをキャプテンがすべきなら…」

「上手くいかない原因について、自分をはじめ個のクオリティーに(意識を)向ける選手もいれば、逆にベクトルを自分じゃなくて外に向ける選手もいる」

 長谷部やMF柴崎岳(ヘタフェ)は「一人ひとりのミス」を根本的な原因に挙げており、戦術などの前提となる個々のプレー精度向上を改善の最優先事項として訴えていた。その一方で個のプレーではなく、それ以外の面に原因を求める選手もいると長谷部は語る。両方の捉え方に対して、正誤を断じているわけではない。「それぞれの選手が自分の考え、やり方を持っている」と理解を示す。

 それでも「一つ言えるのは……」と、内部の意見に対してハリル監督と同調するような考え方を示した。「外(外部)に出すのはそんなに良くないことだと思う。そのコントロールを誰がするのか。それをキャプテンがしないといけないのであれば、自分がしないといけない」と現状を捉えている。状況次第では、自身がまとめ役として統制を図る構えだ。

 もっとも「僕の感覚として、そんなに(外部に意見が)出ている感じは受けない」というのが実情だという。様々な意見が噴出するなか、ハリル監督の舵取りが注目される。

(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)



page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング