黄金世代到来?イバノビッチがチェルシーの若手に期待「偉大な世代」

10日のリバプール戦で若手MFを抜てき

 チェルシーのセルビア代表DFブラニスラフ・イバノビッチが、タレント豊富なチェルシーの次世代の若手に大きな期待を寄せている。
 英地元紙「ガーディアン」によれば、イバノビッチは日頃からトレーニングで一緒になるユースチームの選手たちに大きな可能性を感じているという。
 今季、チェルシーのユースチームはFAユースカップ、UEFAユースリーグ(19歳以下)を制覇。FAユースカップでは直近の6シーズンで4度目の優勝と、国内外で圧倒的な強さを見せつけている。2008年からチェルシーでプレーするイバノビッチはその恐るべき子供たちを絶賛している。
「僕の考えでは、チームは偉大なジェネレーションの若手を擁している。彼らは練習でどんどんうまくなっているし、トップチームでも争う力を持っている。将来、チェルシーをより大きくしてくれるだろう」
 10日に行われたリバプール戦では、期待の逸材の一人であるイングランドU-19代表MFルベン・ロフタス=チークが守備的MFのポジションで先発出場した。60分に途中交代となったが、パス成功率は100%を記録するなど十分にその実力をしっかりと印象付けた。
 さらに、イバノビッチは「ルベンだけじゃなく、最低でも5、6人の選手は今後出番を与えられるだろう」と語っている。イングランドU-18代表FWドミニク・ソランケ、同U-19代表FWイジー・ブラウン、U-21デンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンなど多くの選手が、出番の時を今か今かと待ち構えている。すでにリーグ優勝を決めているため、ジョゼ・モウリーニョ監督は残り試合で若手を積極的に起用する可能性も高い。
 特にチェルシーの守備陣は、イバノビッチを始め、主将ジョン・テリーがすでに30歳を超えている。イングランド代表のガリー・ケーヒルも間もなく30の大台に突入する。若返りが期待されているチェルシーにとっては、ユース世代の台頭は頼もしい限りだろう。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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