「思いがけない英雄」 オイペン豊川、劇的残留を呼ぶ“奇跡のハットトリック”に激賞 

ベルギー1部オイペンのFW豊川雄太は現地時間11日のリーグ最終節でロイヤル・ムスクロン戦の後半12分から途中出場。怒涛の勢いでゴールに迫り、3得点1アシストとチームを逆転残留に導く出色のパフォーマンスを見せた。

マケレレ監督も絶賛「全ての若手は見習うべきだ」

 ベルギーメディア「WALFOOT.be」は「ユウタ・トヨカワは思いがけないヒーロー」と加入2カ月でチームの救世主となった豊川を称えている。記事では、豊川は試合後にまだたどたどしい英語でキャリア初のハットトリックについてや、「ヒーローになった。素晴らしいこと」とコメントした様子などが伝えられている。

 チーム関係者も豊川の活躍に驚嘆し、称賛を送っている。

 オイペンのテクニカルディレクターを務めるジョシプ・コロマー氏は「彼が3得点し、決定的な働きを見せたことは驚きだ」と、豊川が嬉しい驚きを提供したと語った。チームを率いる元フランス代表MFのマケレレ監督は「全ての若手はユウタを見習うべきだ」と絶賛している。

 また、同僚選手も殊勲の豊川を持ち上げた。35歳のベテランFWエムバイェ・レイエは「今日の試合で彼以上に決定的と呼ぶにふさわしい選手はいなかった。彼がヒーローになってくれて、本当に本当に嬉しい。彼はハードワーカーで成功のために一生懸命仕事をしている」と日本からやってきた小柄なアタッカーの活躍を喜んだ。

 2018年3月11日、ベルギーに“トヨカワ”の名前が一気に知れ渡った。

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