J1第3節「全9試合の注目ポイント」をチェック 名古屋、広島、仙台の開幕3連勝なるか

“権利”を争うような昇格組対決

 同じく2連勝のベガルタ仙台は、ホームでヴィッセル神戸と対戦する。仙台は開幕2試合を無失点で終え、いずれも1-0と勝負強さを見せてきたが、粘り強い戦いをこのまま継続できるか。一方で、昨季の同カードは神戸が2連勝を収めている。神戸の元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキは7日のルヴァン杯にも出場したが、他の主力の多くは回避してコンディションを整えた。1分1敗のスタートでJ1通算200勝が持ち越しになっている神戸だが、ここで節目の勝利を収めることになるのか。

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 J1復帰初年度で2連勝スタートの名古屋グランパスは、同じ昇格組の湘南ベルマーレとのアウェー戦に臨む。ルヴァン杯の浦和戦では1-4の大敗を喫した名古屋だが、メンバーを総入れ替えしていただけに主力組のコンディションは良好と見られる。一方の湘南も1勝1分と無敗スタートを切っており、調子は決して悪くない。どちらのチームが昇格組として上位戦線をかき回すのか、その権利を争うような一戦になりそうだ。

 同じく昇格組でここまで1分1敗のV・ファーレン長崎は、ホームに浦和を迎え撃ってJ1初勝利を狙う。浦和の歴史を振り返れば、大型連敗のストップや初勝利など相手の話題になる勝利を献上してきた。それだけに、長崎にとってはインパクトのあるニュースを届けるチャンスと言えるだろう。一方の浦和は、ルヴァン杯でスタメンを半分ほど入れ替えるローテーション起用。大量リードの前半にFW興梠慎三を交代させて温存し、主将のMF柏木陽介も復帰濃厚と、今季のリーグ初勝利に向けた準備を整えている。

 昨季に6位と躍進したものの2連敗スタートになったジュビロ磐田は、1分1敗でこちらも勝利がないFC東京をホームに迎え撃つ。磐田は無得点、FC東京は開幕戦の1得点のみと、得点力不足が課題になっている両チームの対戦だけに、先制点の行方がゲームに大きな影響を与えそうだ。磐田にはMF中村俊輔、FC東京にはDF太田宏介といった左利きの好キッカーがいるだけに、セットプレーでどちらのレフティーが輝くかも注目ポイントになる。

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