イタリアのマエストロにリバプールが興味 ピルロ獲得を検討か
新天地はプレミアか
リバプールが、来季補強の目玉としてユベントスのイタリア代表MFアンドレア・ピルロ獲得に乗り出す可能性が浮上した。地元紙「リバプール・エコー」が報じている。
35歳のマエストロは現在、レアル・マドリードとのUEFAチャンピオンズリーグ準決勝第2戦の大一番を控えている。ピルロは再び欧州の頂点に立った場合、イタリア国外に移籍する意向を口にした。自身は、新天地として米MLSを候補に挙げていたが、ピルロのこの発言を受けてリバプールのブレンダン・ロジャース監督が獲得の検討に入っているという。
リバプールは、これまで若手の有望株を集めるという強化方針をとってきた。だが、ゲームコントロール能力と、パスセンス、そして直接FKと稀有な能力を持つピルロの存在は無視できない。今夏の移籍市場で短い契約期間を提示する可能性が高まっているようだ。
大黒柱であるスティーブン・ジェラードが今季終了後、MLSのLAギャラクシーへと移籍する。そのジェラードより1歳年上のピルロが、リバプールの中盤に君臨するかもしれない。
セリエA一筋のマエストロは、2009年に恩師カルロ・アンチェロッティ監督がチェルシーの監督就任した際、移籍の可能性が高まった。だが、イタリアに踏みとどまった。セリエAの至宝として至高のテクニックと、ファンタジーをピッチ上で示してきたピルロ。ついに、その足は、プレミアの地を踏みしめるのだろうか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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