首都のエースの執念 武藤の決勝弾で多摩川クラシコ制圧

今季6ゴール目で3連勝

【J1リーグ第9節FC東京2-1川崎】
 FC東京は2日、ホーム味スタで川崎フロンターレと対戦し、2-1で勝利を収めた。FW武藤嘉紀は終了間際に決勝弾を挙げ、「多摩川クラシコ」での2年ぶりの勝利の立役者となった。チームも単独2位に浮上し、首位浦和を追撃態勢を整えた。
 武藤は、「もう一度チャンスが来ると自分に言い聞かせていた」と試合を振り返った。
 1点ビハインドで迎えた後半7分、左サイドからMF東慶悟のスルーパスに相手DFが対処を誤ると、ボールはゴール前でフリーの武藤の足元に転がってきた。
 しかし、体に力が入ったことでふり抜いた左足はボールを蹴り 損ね、最大の決定機を逃した。その瞬間、両手で顔を覆い隠した。
 だが、すぐさま切り替え、諦めずにゴールを狙い続けた。その執念が報われたのは、試合終了間際だった。
「戦術として、セットプレーで自分がファーに向かうという決まりがあった。ただ、相手もそれを把握していた。だからこそ、あの瞬間はニアに飛び込んでやろうと思った」
 後半42分、左サイドで得たフリーキックからDF太田宏介がクロスを上げると、ニアに走り込んできた武藤が強烈なヘディングをたたき込む。
 スタジアムに爆発的な歓喜を呼び込んだ。武藤は「あれは宏介さんのおかげ」と謙虚な姿勢を示した。これで今季リーグ6得点目。首都のエースの執念がチームを3連勝へと導いた。
【了】
サ ッカーマガジンZONE編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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