サウサンプトンのクーマンが明言 マンUが狙う新鋭DFへの猶予期間は10日間

セインツはクラインに高額オファーを提示済み

 サウサンプトンのロナルド・クーマン監督が、マンチェスター・ユナイテッドへの移籍が取り沙汰されているDFナサニエル・クラインに対して去就の決断を10日以内に下すように要求した。英地元紙「デイリー・メール」が報じている。
 今季よりDFカラム・チャンバースがアーセナルへと移籍し、クラインはセインツの右サイドバックに定着。すると、その才能が開花。トップ4争いに絡むチームの立役者となる活躍を見せてきた」。
 その活躍を受け、チェルシーやリバプールら強豪クラブが関心を寄せてきた。中でも右サイドバックに課題を抱えてい るマンUは、獲得に本腰を入れているという。DFラファエルの退団が確実視される中、本来サイドハーフを主戦場とするMFアントニオ・バレンシアを右サイドバックにコンバートするなど、厳しいやりくりが続いている。そのため、右SBが本職のクライン獲得を熱望している。
 自身も昨年10月にイングランド代表に初選出され、ステップアップへの願望を持っているようだ。
 クーマン監督は、移籍の騒がれるクラインに対し、去就の決断を10日以内に下すように要求したと打ち明けた。
「我々はまだクライン、代理人と話し合っているところだ。だが、返答を10以内に知らなければならない。クラブは最大限のオファーを提示している。あとは選手の返事を待つだけさ。クラインと話したが、彼はここ で本当に幸せだと言っていた。ただ、他クラブから関心を寄せられていることも把握している」
 セインツで大ブレークを果たしたクラインは、ビッグクラブ移籍を決断するのだろうか。その動向に注目が集まる。
【了】
サッカーマガジンZONE編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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