モウリーニョ監督がドログバ去就に言及 「ディディエの将来を決めるのは…」

決断はクラブと本人に委ねる

 チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督が、今夏に契約満了を迎えるFWディディエ・ドログバについて言及した。英地元紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。
 ドログバは29日に行われたレスター戦でフル出場し、1ゴールを決めてチームの3-1の勝利に貢献した。昨季、ガラタサライからフリー・トランスファーでチェルシーに加入後、リーグ戦27試合出場で5ゴールを挙げている。
 かつてチェルシーで2度の得点王に輝き、クラブのレジェンドとしても名高いドログバだが、今季終了後に契約満了を迎えることでその去就が騒がれている。
 モ ウリーニョ監督は、ドログバの去就を決断するのは、オーナーを務めるロマン・アブラモビッチ氏とドログバ自身であると主張した。
「ディディエの将来を決めるのはクラブの問題、つまりはアブラモビッチの問題だ。アブラモビッチは彼がここに残ることを望むかもしれないが、その際は彼に伝えねばならないことも出てくるだろう。最終的に決断するのは、ディディエ自身ということになる」
 チェルシーは来季に向けた補強として、今季QPRでリーグ戦17得点をあげているFWチャーリー・オースティン、パレルモでリーグ戦13得点をあげているFWパウロ・ディバラら有望な若手ストライカーの獲得に乗り出しているという。補強が実現した際、今年で37歳を迎えたコートジボワール人ストライカーの出場 機会は激減する可能性が高い。ベテランストライカーがその待遇を受け入れるかどうかで今後の展開が決まってきそうだ。
 5季ぶりとなるプレミア優勝が目前に迫っているチェルシーだが、ドログバはリーグ制覇を置き土産にスタンフォード・ブリッジを去ることになるのか。その動向に注目が集まる。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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