前橋育英、初優勝の陰に「0-5大敗の屈辱」 主将MF告白「全員が1日も忘れなかった」

監督が選手に言い続けた「0-5を忘れるなよ」

 MF五十嵐理人が19分に左から放った強烈な一撃は、GK薄井覇斗の手を弾いてバーに当たった。21分に長身FW宮崎鴻が惜しいヘディングシュート、34分のMF塩澤隼人のシュートも薄井の好守に防御された。35分に右CKから始まった3発はどれが決まってもおかしくなかった。

 DF松田陸のヘッド、塩澤の右足、DF角田涼太朗の右足シュートは、ここまで無失点の堅陣を誇る流通経済大柏の忠実で粘り強い守りに全てはね返されてしまう。しかし選手は焦らず慌てず、マイボールを大事に保持し、外から中から、長短のパスとドリブルを駆使して多彩なアタックを仕掛けた。
 
 絶対に忘れられない1年前の、あの屈辱的な大敗を体験した8人が中心になって、攻めて守った。

 苦節36年目で大願成就を果たした山田監督は、「青森山田に5点取られたあの試合は本当にきつかった。0-5は練習試合でもなかったし、強烈だった。『0-5を忘れるなよ』と言われ続けた選手が、歯を食いしばって頑張ってくれた」とイレブンの努力に感慨深げだった。

OBの元日本代表MF細貝も山田監督に感謝

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