J1最終節を展望 勝てば鹿島が連覇、川崎も初優勝の可能性 降格残り1チームは甲府か清水に

16位甲府は仙台戦引き分け以下で降格

 一方の川崎は、すでに降格が決まった17位大宮アルディージャ(同25)をホームに迎える。得失点差で鹿島を上回っている川崎は、勝利すれば鹿島が引き分け以下だった場合に逆転することが決まっている。一方で、引き分け以下ならノーチャンスという状況。まさに、敵は自分たち自身という状況で迎える一戦で、リーグ最多66得点の攻撃力を武器に勝ち点3を得られるか。

 残留争いに目を転じると、大宮と18位アルビレックス新潟(同22)の降格はすでに確定。残り1チームは、16位ヴァンフォーレ甲府(同29)と15位清水エスパルス(同31)の2チームに絞られている。得失点差では甲府が上回っているため、勝ち点が並んだ場合は甲府が逆転で残留を勝ち取ることになる。

 甲府はホームで11位ベガルタ仙台(同41)と対戦する。引き分け以下では降格が決まる背水の陣で、勝利を得るしかない。甲府はリーグワーストの22得点と攻撃力が課題だが、仙台はリーグワースト4位の52失点と守備は堅くない。甲府としては、仙台ゴールをこじ開けて勝利を目指すことになる。

 清水はアウェーで9位ヴィッセル神戸(同44)との対戦。引き分け以下に終わった場合は、甲府が勝利した場合に逆転を許して降格することになる。敵地でのゲームとはいえ、リスクを冒して攻撃に出る必要が生まれる。甲府、清水の両チーム、サポーターともに別会場の得点経過が気になる展開になりそうだ。

 

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