メッシの退場要求にルーニー苦言「見るのは悲しかった」 元英代表GKも同調「全く感心できなかった」

スペインがアルゼンチンに1-0で勝利
FIFA北中米ワールドカップ(W杯)は現地時間7月19日に決勝を行い、スペイン代表が延長戦の末に1-0でアルゼンチンを破り、4大会ぶりの世界一に輝いた。後半アディショナルタイム(AT)には、アルゼンチンのMFエンソ・フェルナンデスが2枚目のイエローカードを受けて退場する場面もあったが、スペイン代表の選手も退場になるべきだったという声も上がっている。
問題になった場面は後半ATでの出来事だった。スペインの左サイドバックDFマルク・ククレジャが、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシに何かを話しかける。その際、ククレジャは手で口を隠すような仕草だったが、すぐにその手をどけて言葉を続けた。
今回の大会からは、差別的発言を隠す隠蔽工作をなくす意図から、手や腕、ユニフォームなどで口を覆って話をした場合は、一発退場の対象となった。実際にパラグアイとトルコの試合ではパラグアイ代表MFミゲル・アルミロンが、メキシコとエクアドルの試合ではエクアドル代表DFピエロ・インカピエが、この行為によって退場となっていた。
メッシはククレジャが手を覆って話しかけた姿を確認すると、VARチェックとククレジャの退場を要求した。チームメイトもメッシに呼応したが、ククレジャはお咎めなしとなり、試合が続けられた。
ただし、英メディア「Sportbible」は、「ルール上、退場処分となるのは悪意ある言葉が交わされた場合のみで、今回はそのような事実はなかったと判断された。チームメイト同士や対立と無関係な会話で口元を覆って話す選手が大会中に他にもいたが、それらはレッドカードにつながることはなかった」と説明している。元イングランド代表DFマイカ・リチャーズ氏は、「大したことじゃない。手で全体を覆ったわけでもないし、半分くらいだろ? W杯の決勝で、あんなことで選手が退場するのは見たくないね」と、退場にならなかったことを支持した。
その一方で、これで批判を浴びたのがメッシだ。元イングランド代表FWウェイン・ルーニー氏は「アルゼンチンは、ああいうことをするチームだし、それが彼らのやり方。何よりも求められるのは、スポーツマンシップだ。メッシがああいうことをするのを見るのは悲しかった」と、残念がった。また、元イングランド代表GKジョー・ハート氏も「あの行為は全く感心できなかった。メッシもあんな手段に訴えるのだから、どれだけスペインがこの決勝で優位なのか、理解しているということだろう」と同調した。




















