フンメルス、将来のマンU移籍を約束したとする報道を完全否定

「これは完全に虚偽」

 ドルトムントのDFマッツ・フンメルスが、マンチェスター・ユナイテッド(マンU)への移籍を約束したという地元報道を事実無根と否定した。

 フンメルスは、ドイツ誌「キッカー」のインタビューに応じ、ドルトムント幹部と去就問題について話し合い、将来的なドイツ国外への移籍希望を表明していた。

 これを受けたドイツ地元紙「ビルト」は2012年にマンUのアレックス・ファーガソン元監督からオファーを受けた際、フンメルスが国外移籍時にはオールド・トラッフォードを選ぶと約束したと報じていた。当時、ファーガソン監督は今季からドルトムントに復帰したMF香川真司 や、FWロベルト・レバンドフスキー(現バイエルン・ミュンヘン)に加え、フンメルスにもオファーを出していた。

 だが、このマンU移籍約束報道に対し、フンメルスは自らのツイッターで完全否定した。

「明確にしておきます。この約束というのは完全に虚偽。あれは友好的なフレーズだった」

 当時、わざわざドイツカップ決勝戦をスタンド観戦し、直接オファーを出した偉大なるサー・アレックスへの敬意をこめた社交辞令に近いものだったようだ。

 一方、ドルトムントのハンス・ヨアヒム・ヴァッケCEOは、ビルト紙に「14日前にマッツは私とミヒャエル・ツォルク強化部長と会談を持ち、将来について考えていると伝えてきた。それは完全に正式な行為だ。彼は2017年まで契約があるし、オファーもきていないので、我々は完全にリラックスしている」と語っている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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