日本人が欧州で3戦2G2A「本物の力」 代表OBが感嘆…独走ドリブル弾は「良さが凝縮されている」

ラス・パルマスの宮代大聖【写真:(C) La Liga】
ラス・パルマスの宮代大聖【写真:(C) La Liga】

【専門家の目|太田宏介】ラス・パルマスFW宮代大聖が2戦連発

 スペイン2部ラス・パルマスFW宮代大聖は現地時間8月30日、スペイン2部第3節でジローナ戦で2試合連続ゴールを挙げた。元日本代表の太田宏介氏がそのパフォーマンスと進化を絶賛した。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)

【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!

   ◇   ◇   ◇

 スペイン2部の地で圧巻の存在感を放っている宮代。この試合では敗れたものの劣勢の後半40分、ハーフウェイラインでボールを持った宮代がそのままドリブルで独走すると、相手ゴール前まで運び、ペナルティエリア外中央から素早く左足を振り抜いて、ゴール右隅へ流し込んだ。

 開幕3試合で2ゴール2アシスト、さらに2試合連続ゴールと勢いに乗る24歳について、「このゴールのシーンに限っては、神戸や川崎でも見ていた彼のイメージ通り。ゴール前のフィニッシュだけじゃなくて、自分でボールを持ち出せるのが彼の強み。相手をうまく引きつけながら味方に渡す選択肢もあった中で、あそこで自らシュートを選択し、しかも左足でしっかりと決めきる。まさにこれまで見てきた宮代選手の良さが凝縮されていた」と、解説している。

 宮代は昨シーズン途中に加入して以来、着実に出場機会を重ねて評価を高めてきた。日本では左サイドや中央で起用されることが多かった宮代だが、現在のラス・パルマスでは右サイドを務める場面が増えている。ポジションの変化にも難なく対応し、持ち前の攻撃力だけでなく献身的な守備でもチームに貢献し、太田氏も「スペインという異なる環境にしっかりとフィットしているのは、彼が本物の力を持っている証拠」と感嘆する。

「スペイン2部という環境もあり、日本で普段から試合映像を見られる機会は多くはないですけど、現地の評価もものすごく高いと聞いています。チームが敗れたジローナ戦でも、大敗の中でしっかりと存在感を放っていましたよね」

 昨季は昇格プレーオフで敗れ惜しくも昇格を逃したラス・パルマス。今季の宮代のロケットスタートは昇格を目指すチームにとって大きな推進力となっている。

「ここから長いシーズンが始まりますが、ガンガン行けると思う。今年1年活躍を続けて、そのまま1部(ラ・リーガ)の選手になってほしい」と、太田氏は今後の更なる飛躍に大きな期待を寄せた。

page1 page2

太田宏介

太田宏介(おおた・こうすけ)/1987年7月23日生まれ。東京都出身。FC町田―麻布大学附属渕野辺高―横浜FC―清水エスパルス―FC東京―フィテッセ(オランダ)―FC東京―名古屋―パース・グローリー(オーストラリア)―町田。Jリーグ通算348試合11得点、日本代表通算7試合0得点。左足から繰り出す高精度のキックで、攻撃的サイドバックとして活躍した。明るいキャラクターと豊富な経験を生かし、引退後は出身地のJクラブ町田のアンバサダーに就任。全国各地で無償のサッカー教室を開校するなど、現在は事業を通しサッカー界への“恩返し”を行っている。

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング