アメリカ、東南アジア、アフリカ… 本田のサプライズ移籍に世界で反響、髪型にも言及
本田にとってパチューカ移籍は大きなメリットに? アメリカでも人気のメキシコリーグ
メキシコの名門パチューカに移籍した日本代表FW本田圭佑。今回のサプライズ移籍は日本で大きな反響を持って伝えられたが、それは世界各国でも同様だ。メキシコの隣国アメリカ、東南アジア、そしてアフリカの各国メディアでも伝えている。
ナイジェリアのメディア「パルス」では「日本代表、メキシコに到着してスペイン語を話した」とのタイトルで報じた。本田が会見でパチューカのユニフォームに袖を通し、ヘスス・マルティネス会長が万感の表情を浮かべた様子の写真を掲載。「日本をワールドカップベスト16に導いて名声を集めたホンダは、ブロンドヘアー(金髪)のヘアカットのため一瞬で判断できる」と2010年から変わらないヘアスタイル等に言及している。また東南アジアのブルネイのメディア「ボルネオ・ブレッティン」でも報じられた。
そして、本田の移籍先として噂されたMLS(メジャーリーグサッカー)があるアメリカで伝統のある専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」も開幕直前のメキシコリーグを特集。その記事中で「今週、日本のケイスケ・ホンダがACミランからフリーエージェントとなり、パチューカと契約した」と記し、メキシコリーグの人気について以下のように触れている。
「米国では、Liga MX(メキシコリーグ)の人気は年々伸びている。実際にアメリカ在住のスペイン語圏の視聴者に訴求しているため、MLSやリーガ・エスパニョーラ、さらには人気筆頭格のプレミアリーグにすら視聴率を上回っている。Facebookのストリーミング契約やヒスパニック層の拡大によって、リーグはさらに成長するための完璧な位置にいる」
時差がないということもあり、アメリカでもメキシコリーグは人気が高い。ヨーロッパ以外でサッカー選手としての知名度アップを果たすという意味では、今回のメキシコ移籍は本田にとって想像以上のメリットとなるのかもしれない。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images