25歳日本人は「忘れられた存在」 欧州初挑戦も出場“177分”…新体制での起用を現地推奨「証明してきた」

セルティックFW山田新はメンバー外が続く
スコットランド1部セルティックは、ブレンダン・ロジャーズ監督の電撃的な辞任に加え、主力選手に怪我人が続出する深刻な危機に直面している。特にフォワード陣の離脱が深刻ななか、海外メディアは、夏に加入したFW山田新を「前田大然2.0」と評し、マーティン・オニール暫定監督に抜擢を提言している。
【注目】「ちょっと見てみようかの」久保竜彦も熱視線! WOWOW独占生中継「UEFAチャンピオンズリーグ2025-26」の視聴はこちら
セルティックは、FWケレチ・イヘアナチョ、DFアリスター・ジョンストンが負傷離脱し、DFキャメロン・カーター=ヴィッカースもアキレス腱の負傷で5か月の長期離脱が決定。チームは首位ハーツに勝ち点6差をつけられている。
攻撃陣が手薄となるなか、26日のハーツ戦(1-3)ではFWジョニー・ケニーが先発出場した。しかし、アイルランド人FWは「60分間の出場でボールタッチはわずか17回」と伝えられ、「1本のシュートも打てず」に試合から消え、チームの勝利には貢献できなかった。
29日のフォルカーク戦では2ゴールと活躍をしたものの、ここまでいまだ3ゴールと物足りず。そこで代替案として浮上しているのが山田だ。山田は7月中に約150万ポンド(約2億9000万円)で加入したが、「むしろ忘れられた存在」となっている。これまでの出場時間は「わずか177分」で、先発出場も大幅なターンオーバーが敷かれた8月のリビングストン戦での1試合のみだった。
しかし、山田は前所属の川崎フロンターレでは「間違いなく中心選手だった」と評価されている。2024年シーズンのJ1リーグでは、ブラジル人選手2人に次ぐ20ゴールを記録。シュート数に対するゴール率も高く、決定力の高さを示していた。
ロジャーズ前監督は山田の加入時、「パワー、運動能力、インテンシティ」を評価し、「ゴールを決め、他者のゴールも生み出せるストロングな選手」と称賛していた。同メディアは、山田の最大の特徴を「エキサイティングなオフ・ザ・ボールの動き」であると結論づけている。これらの特徴は「前田大然のそれと類似している」と指摘。前田はJリーグ最終年に23得点を記録したが、山田はそれより800分少ない出場時間で20得点を挙げていた。
ケニーが活躍したアイルランドリーグ(世界75位以下)に対し、山田が「Jリーグ(世界15位)で自身を証明してきた」として、山田にチャンスを与えるべきだと主張。オニール暫定監督に対し、続くレンジャーズ戦での先発の可能性を探るよう求めている。
(FOOTBALL ZONE編集部)




















