韓国はブラジルに「一切抵抗できず」 主力DFの痛恨ミスも…痛恨5失点で「3バックが崩壊」

韓国はブラジルに0-5大敗【写真:AP/アフロ】
韓国はブラジルに0-5大敗【写真:AP/アフロ】

韓国はホームで5失点

 韓国代表は現地時間10月10日、ソウルワールドカップ競技場でブラジル代表との国際親善試合に臨み、0-5の大敗を喫した。1999年以来の勝利を目指したが、「一切抵抗できずに頓挫」。W杯本大会を見据えた重要なテストマッチだったが、組織の再構築を迫られる結果となった。現地メディア「OSEN」が報じている。

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 ホン・ミョンボ監督は前回の試合に続きスリーバックを起用したが、「ブラジルにあまりにも容易に攻略され」た。守備時にはファイブバックに変化する場面も見られたが、「組織的な緩さが露呈」し、終始主導権を握られたと同メディアは指摘している。

 試合は前半17分、MFブルーノ・ギマランイスのパスからFWエステヴァンに決められ失点。41分にもヴィニシウス、ロドリゴ、カゼミーロの連携から守備を崩され、追加点を許した。ブラジルのスター選手が勢いに乗り、前半から試合の流れは完全に傾いた。

 後半も状況は変わらず、同2分には主力DFキム・ミンジェが「ペナルティエリア内でエステヴァンにボールを奪われる」痛恨のミスから失点。さらに同4分には、右サイドの守備の穴を突かれ、ロドリゴに「軽やかなシュート」で4点目を奪われた。

 前半は2失点で済んだものの、「チョ・ユミンが滑ったり、ペク・スンホの危険なバックパス」で韓国は再三ピンチを迎えた。後半は「キム・ミンジェまでもが相手選手のプレッシャーに屈し」、守備の要が崩れたことも象徴的だった。

 そのなかで、「強豪を相手に準備を進めていたスリーバックの様々な問題点を認識し、修正する必要がある」と同メディアは総括。完成度の低さが露呈し、今後の路線修正が求められる。

 敵将カルロ・アンチェロッティ監督も「エステヴァンがワイドに開くことで守備のスペースが広がった」と韓国の戦術的欠陥を分析。「スリーバックを敷き、中央から激しいプレスをかけてきた」が、要所でのミスが大敗を招いたと見解を示した。

 ホン・ミョンボ監督は「結果も重要だが、ファイブバックで試合を終える方が良いと判断した」と発言。チームの方向性に変化はないと強調したが、多くの課題が浮き彫りとなったことは否めない。

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