FIFAが“帰化選手”問題でマレーシア処分 文書の偽造と改ざん…調査結果を発表「出生記録と一致しない」

FIFAがマレーシアに制裁【ロイター/アフロ】
FIFAがマレーシアに制裁【ロイター/アフロ】

マレーシアがFIFAから処分

 国際サッカー連盟(FIFA)はマレーシアサッカー協会(FAM)に対し、7人の帰化選手に関して「文書の偽造と改ざん」に関する違反があったとして罰金処分などの制裁を下した。

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 マレーシアは7選手(ガブリエル・フェリペ・アローチャ、ファクンド・トマス・ガルセス、ロドリゴ・フリアン・オルガド、イマノル・ハビエル・マチュカ、ジョアン・ビトール・ブランダオン・フィゲイレド、ジョン・イラサバル・イラウルギ、エクトル・アレハンドロ・ヘベル・セラーノ)に関して、改ざんされた文書を提出して、試合に出場させていたという。6月に行われた2027年のアジアカップ予選のベトナム戦(4-0)ではこの内の5選手が先発出場し、2選手が得点も決めている。

 FIFAは10月6日付けでこの件に関する「決定理由の通知(Notification of the Grounds of the Decision)」を公表。公式文書の偽造および改ざんに関するFIFA規律規定第22条の違反があったとして処分を決定した。FAMおよび当該選手はすべての書類が正規のルートで取得されたものだと主張していたが、意図の有無を問わず違反行為になると判断したとされる。

 マレーシアのニュースサイト「MakanBola」は「FIFAはハリマウ・マラヤ(マレーシア代表の愛称)の7選手がマレーシアに出自がないことを明らかにした」と見出しを打ち、「調査によると、FAMが提出した複数の補足の書類には実際の出生記録と一致しない情報が記載されていた。原本の記録では7人の選手の祖父母は、提出書類で主張されたようにマレーシア生まれではなかったことが確認された」と伝えていた。

 FIFAはFMAに対して35万スイスフラン(約6600万円)の罰金。そして、当該7選手にはそれぞれ2000スイスフラン(約38万円)の罰金と12か月間のサッカー関連活動の停止処分を下した。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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