FIFAからの制裁にマレーシアが異議申し立て 7選手の書類偽造・改ざん疑惑が浮上

マレーシア代表の7選手が対象に
FIFA規律委員会は9月27日、マレーシアサッカー協会(FAM)および7選手に対し、書類偽造・改ざんに関する規程違反があったとして制裁を科したと発表した。問題となったのは、今年6月10日に行われたAFCアジアカップ2027予選最終ラウンド、マレーシア対ベトナム戦での選手起用だった。
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処分の対象となったのは、DFガブリエル・パルメロ(サラマンカCF)、DFファクンド・ガルセス(アラベス)、FWロドリーゴ・オルガド(アメリカ・デ・カリ)、FWイマノル・マチュカ(CAベレス・サルスフィエルド)、FWジョアン・フィゲイレド、DFジョン・イラザバル、MFヘクター・ヘベル(ジョホール・ダルル・タクジムFC)の7選手。7選手はいずれも国外出身で、書類偽造・改ざんによりマレーシア代表としての出場資格を得たとされている。
FIFA規律委員会は証拠を精査した結果、「FAMに対し35万スイスフラン(約6500万円)の罰金」「7選手にそれぞれ2000スイスフラン(約37万円)の罰金」「7選手の12か月間の出場停止」の3つの制裁を決定した。
一方でFAMはFIFAの制裁に対して、異議し立ての声明を発表。関与した選手および協会自らが「誠意と完全な透明性をもって対応してきた」と強調。関連する文書や手続きはガイドラインに従って適切に管理してきたとした。さらに、過去にFIFA自身が当該選手の資格を精査し、マレーシア代表としての出場を正式に承認していたと説明した。
声明では「この決定を受け、直ちに控訴手続きを進め、選手およびマレーシア代表チームの利益を守るためにすべての法的手段を活用する」とし、制裁に対する異議申し立ての姿勢を示した。今後もマレーシア政府や関係各所と緊密に連携し、公正で透明性のある手続きを確保するとしている。
(FOOTBALL ZONE編集部)



















