鹿島が因縁の対決に決着 鈴木優磨の決勝弾で単独首位…浦和は優勝争い遠のく敗戦

2022年から7試合連続で引き分けのカード
鹿島アントラーズが因縁の対決に決着をつけた。9月20日のJ1リーグ第30節で浦和レッズとのアウェーゲームに臨んだ鹿島は、前半に相手のミスに乗じてFW鈴木優磨が決めたゴールを守り切り1-0の勝利。優勝争いの貴重な勝ち点を手に入れた。
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このカードは2022年からリーグ戦で7試合連続引き分けのライバル対決になっていた。今季の前半戦でも浦和が1点リードした試合終了間際に鹿島が意地の同点ゴールを決める展開で決着はつかず。そして、この日の埼玉スタジアムはチケット完売の超満員の環境になった。
勝ち点55でトップに並ぶ鹿島と京都サンガF.C.を勝ち点8差で追いかける浦和にとっては崖っぷちの一戦だった。互いに球際の厳しい立ち上がりの中で、先制点はミスから生まれた。浦和は自陣でDFマリウス・ホイブラーテンからGK西川周作にパスが出ると、自身の右サイドにいるDFダニーロ・ボザへのワンタッチパスを狙った西川はボールを巻き込んでしまってスピードが出ないパスになってしまう。ここにプレスをかけてきていた鈴木が蹴り込んで、浦和には痛恨の形から鹿島に先制点が生まれた。
その後も両チームが激しいバトルを見せる中で浦和はMFサミュエル・グスタフソンが存在感を見せ、セカンドボールを鋭い読みで次々に回収しながらラストパスも通した。しかし、鹿島もギリギリのところで最終ラインの選手がシュートブロックに飛び込むなど浦和にゴールを許さず1点差でハーフタイムを迎えた。
後半立ち上がりに鹿島は敵陣でのボール奪取かFWチャヴリッチがペナルティーエリア内でシュートを放つビッグチャンスを得るも西川が何とかセーブ。浦和もFW松尾佑介が相手のタイミングを外したシュートを打つも、わずかに枠を外れた。その後、ボール際の激しさとは別に両チームともなかなかゴール前でのシュートシーンを作れなくなっていく。
浦和は新加入の元スウェーデン代表FWイサーク・キーセ・テリンや、最近のゲームで好調さを見せてきたMF中島翔哉らを入れての打開を図るも、このまま試合は1点差で終了。鹿島が引き分け続きの対決に決着をつけ、優勝争いの中で貴重な勝ち点3を手にした一方、残り8試合でその鹿島と勝ち点11差になった浦和は優勝争いから脱落したと言えそうだ。




















