5.9万枚チケット発券…浦和指揮官「引き分けは十分な結果ではない」 崖っぷちの決戦

浦和のマチェイ・スコルジャ監督【写真:徳原隆元】
浦和のマチェイ・スコルジャ監督【写真:徳原隆元】

スコルジャ監督「優勝という夢に向かうならば引き分けは十分な結果ではないかも」

 浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は9月18日のトレーニング後に定例会見を行い、週末に控えたJ1第30節の鹿島アントラーズ戦を「いかに点を取って勝つかだけを考えたい」ゲームと位置付けた。

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 浦和は前節のガンバ大阪戦で試合終了間際に決勝点を許し0-1で敗れた。多くの上位チームが引き分けたなかで差を詰めるチャンスを逸したが、逆に言えば勝ち点でトップに並ぶ京都サンガF.C.と鹿島の両チームとの差は勝ち点8差で収まった。

 G大阪戦では痛い敗戦になったが「今週の練習は初日からメンタル的に非常に良い反応を見せてくれています」と選手たちのリバウンド・メンタリティーについて話した。この鹿島戦に向けた前向きな要素として、前節にMF渡邊凌磨が復帰したことやMFマテウス・サヴィオの出場停止が明けることを挙げる。そして「鹿島戦がどのような試合かを考える必要があります。クラブ、サポーター、そして我々選手やチームにとってどれほど重要か」と、試合の重要性について話す。

「鹿島戦ではいかに点を取って勝つかだけを考えたいと思います。優勝という夢に向かうならば引き分けは十分な結果ではないかもしれませんから、いかにして勝つかを考えたいと思います。勝ち点差は8です。ホームゲームでもあります。そのような要素を考えても、勝たなければいけない試合になります」

 試合へ向け「メンタルの部分が非常に大事になると思います。そして、鹿島戦ではどちらが先に点を取るかが大きなポイントになるでしょう。そして攻守のバランスが良く取れているチームなので、硬い守備も必要になります」と話すスコルジャ監督は、新加入のFWイサーク・キーセ・テリンを交えた2トップの可能性も示唆しつつ、今月に入ってからのゲームでMF中島翔哉やDF根本健太が好プレーを見せたこと、MF関根貴大の好調さにも触れ、選手起用の選択肢が広がっていると話した。

 浦和にとって崖っぷちの決戦は、すでにチケットが約5万9000枚の発券となり間もなく予定販売枚数が終了の見込みとのこと。超満員の埼玉スタジアムで、浦和は上位のライバルを相手に勝ち切る姿を見せて終盤戦の勢いを生み出すことができるか。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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